真留句はこう言った

当ブログでは、温暖化をくい止める事と、人の暮らし易い生活の道を探し求める求道者「河流 真留句(カワル マルク)」の物語、【真留句はこう言った】を書いております。

リマスター社会-温暖化を止めつつも暮らし易い社会、今後、目指したら良い社会の方向性の1つの案-

現代を生きる我々の時代の最重要事項はおそらく温暖化、気候変動をとめる事にあると思います。(あるいは、気候変動に耐えつつ生き延びること)また他に社会問題として、暮らし辛さ、ストレス社会、少子化、生きがいの問題などがあります。物質的にで豊かで、肉体労働をあまりしなくて済む社会になる中、栄養過多や運動不足による不健康が問題になってきてます。

 

 今回の記事では、それらの温暖化問題や生きづらい社会という問題への解決案、対策案の1つを以下に書いて行きたいと思います。

 

 温暖化抑止のために、産業革命前のライフスタイル(例えば日本の江戸時代などのライフスタイル)を現代の科学技術と組み合わせてリマスター、あるいは、リメイクすることで、商業競争の行き過ぎを抑え、暮らしやすい社会を実現できるかも知れません。(ゲームのリマスター、リメイクのイメージです。)

 

現代は商業競争が指導原理になってます。

 

その商業競争の行き過ぎが、化石資源を使用せざるを得なくし、また人々の生活も疲弊させてると思います。少子化、共働き、ストレス社会など。

 

商業競争ではなく、昔の生活のあり方を指導原理にすると良いのかも知れません。

 

リマスター社会は、商業競争の行き過ぎを抑える事で温暖化抑止のみならず、我々庶民も暮らし易くなると思います。

 

科学技術を適宜活用、適宜制限しながら、昔のライフスタイルを参考に暮らせば良いような気がします。

 

 昔のライフスタイルを取り入れる、という大きな指針だけでは抽象的過ぎてイメージがわかないですし、リマスター社会のもう少し、具体的な枝にあたる部分を書いてみようと思います。即ち、昔のライフスタイルというのを木の幹とするならば、木の枝にあたる事柄を書いてみます:

 

1、現物はローカル経済(地産地産)、情報(ネット)はグローバルに

 

2、高い自給率(1との関連で地産地消の極端な形は自給自足となります。)、国、県、市、地域、個人、あらゆるスケールで自給率をなるべく高める。自給自足率を高めるというのは、DIY率を高めるという事になります。

 

3、衣食住に関わる一次産業などを重視する(交換価値よりも使用価値を重視)

 

4、地域分散小規模経済圏

 

5、地域分散型小規模発電(例、小水力発電)電力の使用用途はネットや農業に

 

6、肉体労働を活用→不眠症やストレス軽減、健康にも良い

 

7、衣食住に関わる必要不可欠な分野の仕事と自分の好きな分野の副業体制(半農半Xみたいな感じ)必ずしもそうする必要はないが。

 

8、家族経営や少人数労働、自営業主体

 

9、今まで書いてきたような生産形態の生産者の商品やサービスをなるべく購入して支持する(より昔の形態のお店で買う)

 

以上、1〜9の多くは昔のライフスタイルの特徴となります。(昔のライフスタイルに当てはまっていないのもあります。)

 

・どうやって、リマスター社会へと方向を変えて行くのか?概ねのやり方の1つの案

 

また、上記のリマスター社会のあり方と、現在の社会のあり方には大きな断絶、差異があります。

 

急激な変化は痛みを伴うというか、失敗する可能性が高いというか、弊害が多いです。

 

そこは、少しずつ、緩やかに変化して目指せば良いと思います。

 

大きな視点で見るならば、社会の多数全員が急激に変わるのではなく、少数から少しずつ。また小さな視点で考えるならば、個人や各世帯においても急にライフスタイルを変えるのではなく、少しずつ、そういった方向性を取り入れて行くなどします。

 

 

・今後の予定→加筆、更新してゆきます。

今後、1〜9のやや詳しい説明を書いて行きたいと思ってます。その際には今後、新たに記事を増やすのではなく、この記事に加筆し、再投稿してゆこうと思います。

 

 

・しかし、今回、「9、今まで書いてきたような生産形態の生産者の商品やサービスをなるべく購入して支持する(より昔の形態のお店で買う)」についてのみ、ある程度、書いておこうと思います。

 

これの意味するところの1つは、大手ネット通販よりは、現実のお店で、そして、なるべく近場の地域の自営業、個人営業のお店で買い物する、という事になります。(しかし、特殊な商品など近場で入手困難な商品ならば、順次、近場〜遠方へと、地産地消の範囲を拡げて行って、そして場合によってはネット通販にて入手すれば良いと思います。)

 

例えば、スーパーやコンビニで販売されてる食品工場で生産された、全国流通の食品よりも、なるべく近場の街のお店の惣菜なり食品を買ってみては、という事になります。

 

全国流通の大量生産の商品や大手企業の商品やサービスよりも、なるべく、近場の、地域の、個人営業のお店で生産された商品やサービスを購入することを、筆者は推したい訳です。どうしても大手企業でないと生産していない商品もあり、そういう商品やサービスは大手企業のものに頼らねばなりませんが。

 

個人営業のお店の商品やサービスは、全国流通の大量生産の商品や大手企業の商品やサービスよりも割高とは思います。それでも、個人営業のお店で生産された商品やサービスを購入した方が、生産者(働く側、働く際の立場)、消費者、全体として見た時に良い結果を導くのではないか、という気がします。

 

9で推奨するような買い物の仕方は、一見、割高な買い物で損をするというか、我慢を強いるというか、自己犠牲を強いるように見えます。しかし、結局のところ、消費者にとって得になるケースが多いと私は感じてます。私自身、そういった買い物をする傾向があり、そう感じてる次第です。少なくとも、私自身はそういう買い物の仕方をした際に後悔した記憶はあまりないです。信頼性の高い個人営業のお店を見極める必要性もありそうですが。(私は生活保護費以下(国民年金以下)のアルバイト代で生活してます。独り身だとか、持ち家があるおかげで、個人営業のお店の商品を買える部分もありますが。また、商品自体を買う頻度が少ないのもポイントと思います。アルバイト日にスーパーの安価な弁当を買う時もありますが、それよりは昔ながらの自営業、家族経営の肉屋さんのコロッケ(美味しいのに安価)を優先して買ったりしてます。近年の物価高ですが、割と大手が値上げして、個人営業のお店が値上げせずに頑張るケースが多いように感じます。)

 

消費者も生産者も生き心地が良くなる買い物と思います。

 

自分がこんな風に働けたらな、と思えるような、お店、企業で買い物したら良いと思います。逆に、こんな労働環境で働きたくはない、ストレスが多そうだ、と思うような企業の商品やサービスはなるべく、買わないようにするのが良いと私は思います。激安商品の裏には、生産者が労働の対価を得る事が出来ないケースもあると思います。消費者の得は、生産者の損。買い物環境の向上(安価、買い物可能時間帯など)は労働環境(給料、収入、労働時間)の悪化と表裏一体の部分があると思います。

 

個人営業のお店で無理に買い物をする必要はないにしても、ブラック企業の商品やサービスは、なるべく、買わないようにした方が良いと思います。

 

ブラック企業の商品やサービスを購入する事は、消費者が単に商品やサービスを得るにとどまらずに、ブラック企業を支持してるという側面もあります。

 

ブラック労働を社会から根絶する為にも、安易にブラック企業の商品やサービスを買わないようにする事が大切と思います。

 

選挙投票と似てる部分があると思います。日本は自由市場なので、消費者の購買活動が市場を形作る面があります。有権者、消費者の微かな一票、微かな買い物ですが決して無力ではなく、微力ながら政治や市場、社会の形成に影響を及ぼしてると思います。

 

今回の記事、いきなり行動を変えるのは大変な部分あると思いますが、とりあえず、買い物の仕方を変える事が社会の変革に繋がるのではないか、という気がします。(エシカルな消費をする、という事になります。)

 

△ あとがき 

 

久々の投稿となります。今回の記事は、当ブログ全体を通しての内容、主題の要約、概略となります。数年前に「要約 真留句はこう言った 解説版1 ver.4」を書きました。その記事でも、当ブログ全体を通しての内容、主題の要約、概略を書きました。しかし、最近、その記事を読み直したところ、けっこう、長くて読みづらく感じた部分がありました。ヤ◯◯メにおける、字数制限つきで文章を書くという修行の成果(?)を活かし、要約を書き直した次第です。内容自体は、同じ感じです。即ち、今回のと、以前のは同じような内容、主張となっております。

 

ですので、今回の記事は「要約 真留句はこう言った 解説版1 ver.5」とも言える面があります。

 

なお、昔の生活云々と言うとポル・ポト派と勘違いされる傾向もあり、リマスター云々という名称をひねり出しました。今回の記事において「リマスター社会」と呼んでいる事柄は、ver.4においては「脱資本主義のライフスタイル」、あるいは「脱資本主義社会」と呼んでいたものとなります。

 

最近はエコセコ農法という記事も書いてます。それもまだ中途です。今回の記事もまだ、未完成で、今後、加筆予定です。少しずつですが、私生活(目指せ、農作業再開)もブログも前進できれば、と思ってます。

 

今回はここまでとします。

 

2026年5月投稿

第2.5節、補足 畝Aのみの刈草で畝Aを刈草マルチする場合の耕起効果について

※今回の記事は、【エコセコ農法-気候変動の下での農作物栽培のやり方の1つの案-】というテーマの一連の記事のうちの1つとなります。今回の記事は、以下の目次の中の第2.5節にあたります。また、それは第2節 2-3の補足でもあります。

 

【エコセコ農法-気候変動の下での農作物栽培のやり方の1つの案-】

目次

第0節、概要

 

第1節、エコセコ農法の信頼性と、その判断材料としての私の作物栽培経験の紹介

 1-1、この節の目的と注意喚起

 1-2、私の作物栽培経験

 1-3、私の栽培経験の不備に起因する注意点

 

第2節、エコセコ農法のやや詳しい話

 2-1、エコセコ農法という名前

 2-2、在来種、固定種について、自家採種

 2-3、刈草マルチについて、具体的なやり方など

 

(第2.5節、補足 畝Aのみの刈草で畝Aを刈草マルチする場合の耕起効果について)

 

第3節、その他

 3-1、 幾つかの問題点

 3-2、エコセコ農法における小ワザ

 3-3、その他の補足

 

第4節、オマケ 各農法の特徴(あくまで私見です。)

 

第5節、あとがき

 

以下からが本文となります。

 

第2.5節、補足 畝Aのみの刈草で畝Aを刈草マルチする場合の耕起効果について

 

今回の一連の記事のうち、「第2節 2-3、刈草マルチについて、具体的なやり方など」において「刈草マルチの原材料の調達」という事柄を考察した。

 

その事柄(=刈草の調達)を取り扱った動機は、以下である:

 

「ある畝Aにおいて刈草マルチの耕起効果を得ようとする場合、基本的には、畝Aの雑草というか刈草のみで刈草マルチをしても刈草が足りず、耕起効果を得ることが出来なさそう。耕起効果を得るには、畝Aに対して外部からも刈草を調達して投入する必要がありそう」

 

しかし、外部から刈草を投入せずに、畝Aの刈草のみで、なるべく頑張って畝Aを刈草マルチすると、どうなるか、を今回の記事では、以下に考察してゆく事にする。

 

結論から書くと、畝Aで十分に雑草を成長させてから、刈草マルチすれば、ある程度(最低限?)の刈草マルチの耕起効果は期待できそうである。しかし、十分な耕起効果は得られない、という事になりそう、というのが現在の私の見解となる。

 

即ち、標語的に言えば、畝Aの刈草のみで畝Aを刈草マルチした場合の耕起効果は、「◯でも×でもない。△である」、あるいは、「良でもないが不可でもない。可である」といった感じとなる。

 

しかし、あくまで私の見解、推測に過ぎないので、この見解、推測は間違っている可能性もある。

 

以下、この結論、見解を持つに至った事実と推測を記すことにする。また、事実といっても一度のみの試行の実例という事になる。

 

以下、私の(元?)農地の畝Eを畝Eのみの刈草で覆って刈草マルチして、その経過を見ていくことにする。他方、畝Mは、畝M自身の刈草と、さらに外部からの刈草を投入して刈草マルチした。

 

私の農地は、ここ数年、作物栽培していない荒れた農地なので、きちんと栽培している堅気の農地とは良きにせよ、悪しきにせよ、異なってくる部分があるかも知れない事に注意されたい。

 

なお写真つきである。恥を忍んで、私の荒れた農地の様子を写真で晒すことにもなる。写真は刈草マルチを実践する場合の参考にもなるかも知れない。しかし、写真は雑草の生い茂った荒れた農地のものであり、きちんと手入れをして作物栽培している堅気の農地とは雑草の質(種類)や量に差違があると思う。それでも写真は刈草マルチのイメージを大雑把に把握するのに役立つとは思う。

 

 

【下図①は畝E 6/6 (=6月6日、以下略記)草刈り前】手前の草刈りしてある少しの部分は畝M。畝Mを草刈りしたのは6/1(?)頃だったか?よく覚えていない。

 

 

【下図②は畝E 6/6 草刈りマルチ後】

6/6に畝Eのみの刈草で刈草マルチした。手前の畝Mは畝Eよりも約1週間(?)早く刈草マルチをしたという事になる。

 

 

【下図③中央は畝E 6/13 】畝Eの草刈りをしてから1週間後。1週間前とは別角度(約-90度)から撮影。1週間で刈草が変色している。耕起効果が発揮されるまで2週間〜1カ月と書いてきたが、高温と降雨があれば1週間で十分かも。変色してたらO.K.なのかも、な気がしてきた。刈草マルチをした時は嵩張ってても、日にちが経つと割とペシャンコになる。右に少し見えるのは畝M。

 

 

【下図④、手前は畝M 6/13】畝Mは刈草マルチをしてから2週間(?)程度経過。畝Mは畝Mの刈草以外に外部からの刈草も置いた。なので、畝Eよりも畝Mの方が刈草の量が多い。畝Mは普通に私の考える刈草マルチをしている恰好となる。奥にあるのは畝E。

なお畝Mを畝Eの比較対象にしようと思ったのは、6/13になってから。畝Mを畝Eの比較対象にするならば、同じ日に草刈りをして、同じ日に刈草マルチを開始しすべきであった。

 

 

【下図⑤は畝E 6/13】少し、刈草マルチをどかして土の状態を見る。種まきの際は、こういう感じに刈草をどかす。土を触って観るとあまり柔らかくはないが水分はややある。最低限の耕起効果が得られている気はする。が十分ではない。刈草マルチをしてから、まだ1週間。熟成が足りない(=時間が経っていない)可能性を、この時は考えた。荒れた農地故か枝状や茎状のものが多い。堅気のきちんと作物栽培してる農地ならば、枝状、茎状の枯れた刈草は少なくなり、もっと作物栽培し易い土の状態になると思われる。「同じ量」の刈草ならば、堅気の農地の刈草の方が、荒れた農地の刈草よりも耕起効果が高い気がする。しかし、堅気の農地では、荒れた農地ほど大量の刈草の入手は困難そう。

 

 

【下図⑥は畝M 6/13】こちらも刈草を一部どかして土をチェックしてみる。土を触って観ると、こちらは十分な耕起効果が得られてる気がする。土は柔らかく粘土状で水分もある。畝Eが十分な耕起効果が得られなかったのに対して畝Mに耕起効果が出てるのは、熟成期間が長いからか(畝Mは約2週間経過)、あるいは、刈草の量が多いからか、と考えた。どちらなのだろう。

 

 

【下図⑦は畝E 6/19】畝Eは刈草マルチをしてから2週間経過。手前に少し見えるのは畝M。

 

 

【下図⑧は畝M 6/19】畝Mは刈草マルチをしてから約3週間(?)経過。奥に見えるのは畝E。

 

 

【下図⑨は畝E 6/19 】刈草マルチをしてから約2週間経過。刈草をどかして、土を見る。触って観ると、1週間前と同様に刈草マルチの耕起効果はイマイチ引き出せていない。最低限の耕起効果は得られている、といった感じ。畝Mでは刈草マルチ後、約2週間で耕起効果が出ていた。よって、畝Eの耕起効果がイマイチなのは、熟成期間が足りないからではなく、刈草の量が足りないからと私は判断、推測した。

(しかし、降水量がポイントの可能性もある。畝Eと畝Mとでは、刈草マルチをしてから、同じ2週間経過した後の比較といっても、同じ日に刈草マルチを開始した訳ではなく、刈草マルチの開始日に1週間?程度のズレがあったので、畝Mの方が畝Eよりも2週間の間の降雨量が多かった可能性もある。なお、天候を正確に記録していなかった為、そのあたりは、わからない。私は、今のところ、刈草の量が原因と憶測することにした。今までの体感では、刈草の量がある程度、必要な気がしているのである。)

 

 

【下図⑩ は、畝M 6/19 】刈草マルチをしてから約3週間(?)経過。刈草をどかして土を見る。しかし、数年前、きちんと作物栽培していた堅気の農地だった頃は、こんなに厚い刈草マルチをしてなかった気もする。ちょうど種まきの際に刈草をどかすとこんな感じにどかす事になるが、当時、流石にこんなに厚いというか土が深い位置には無かった気もする。

 

 

【下図11 は、畝M 6/19 刈草をどかした部分の拡大図】堅気の畑ならば、こんなに枝状や茎状の刈草は多くはないはず。私の農地は荒れているので枯れた茎状、棒状のものが多い。しかし、土の状態自体は良さそうな感じ。

 

 

今回の記事はここまでとなる。ある畝Aを畝A自身の刈草のみで刈草マルチする場合、雑草が十分に成長し、刈草を比較的多めに確保できる私の荒れた畑ですら、やっと耕起効果を得るに留まった。きちんと作物栽培、手入れしている堅気の農地では、外部の刈草の投入無しで刈草マルチをして、耕起効果を得るのは、刈草の質は良くても量が足りない為、もっと厳しいのではないか、と思う。

 

とはいえ、今回の検証は統計的な検証とは言えず、ただ1回の試行に基づく推測という事になる。それ故、結論の妥当性に関しては確定的とは言えない部分もあると私は思う。また何らかの工夫によって、外部からの刈草の投入無しで耕起効果を得る事は出来るかも知れない。

 

 

今回の記事で、わかるのは、エコセコ農法、刈草マルチについては、私は未研究、年季不足の面が多く、まだまだ、不確定なことや、わからない事が多い、という事になる。

 

刈草マルチに興味をもたれた方は、是非、ご自分で、いろいろと試されると、良いのかも知れない。手間や時間は掛かるが、その方が、いきなり正解を知るよりも、より広く、より深い理解を得ることになると思う。

 

とはいえ、他のブログやyoutube、あるいはSNSとかで、もしかしたら名称は違えど、刈草マルチの方法やってる人、けっこういそうな気もする。そういった方面には、私がこのブログで書いてるものよりも刈草マルチに関して上手い方法が書いてあるかも知れない。また、刈草マルチに関する、いろんな事が広範に、深く、統計的な検証がなされた形で取り扱われているのかも知れない。もし、そうだとすれば、それらを見れば、このブログより確実性の高い豊富な内容を得ることになる。そういったものを参考にする手もある。※1

 

あるいは逆に、刈草マルチには、決定的な欠点があって有力な方法になり得ない故に広まっていない、とかの可能性も考えられる。

 

しかし、自分の中では、刈草マルチをした方が、より楽に、より作物が育ち、より収量が増えたので刈草マルチは有益な方法と考えている。

 

(※1、私は農業系のyoutubeを見てないので、よく分かりません。youtubeで良く見るのは、ゲーム実況系です。) ◾︎

 

▽ エコセコ農法の記事は「第3節、その他」を投稿予定でしたが、この度、「補足  畝Aを畝Aのみの刈草で刈草マルチする」というテーマの記事を第2.5節として挿入的に投稿しました◾︎

 

2026年6月投稿

真留句の説話 三段の変化

あなた方に人の求めしものが辿る三段の変化を話そう。即ち、如何に人が求めしものが紙となり、紙から黄金となり、そして最後に黄金から鉄となるかを。

 

 生存本能を宿した人の欲望は実に多くのものを望む。その欲望が多くのものを、際限なき多くのものを望むのだ。

 

 そのうち、人は、多くのものと交換可能な便利な紙を創造した。

 

 以来、人は多くのものとの引換券たる紙を求めるようになる。

 

中世において、人々が毎日のように神について考え、信仰したように、人々は毎日、紙について考え、紙を信仰するようになる。

 

曰く「紙は神なり」

 

曰く「お客様は神様です」

 

全てのものと交換可能な紙の創造、それは全能なる神の創造でもあったのだ。

 

しかし、人々の紙への信仰が絶頂であるかに思われた時期、紙が全能の権力を振るう市場において、今や第二の変化が起こる。

 

紙ではなく、黄金を信仰する者が現れ始める。

 

紙は急に信仰を失い、人々は黄金を信仰するようになる。

 

曰く、「神ではなく、英雄(Au)こそが我々の支配者に相応しいのです。世界を救うのは信仰心に依存するエロールではなく、現実に存在するミルザなのです。※1」

 

人々は平安な時代にあっては紙を信仰するものだが、苦難の時代にあっては英雄(Au)を望むものなのだ。神が信仰を失い英雄(Au)が望まれる時代。それは人の世が平安ではなく、苦難の時代に入っていることを意味するものなのだ。

 

そして、苦難という怪物は人の不節制、欲と無知を源に成長し、吐く炎は勢いを増すという。

 

人々は英雄に期待した。

 

しかし、英雄の剣では、苦難という怪物を退治する事は出来なかった。

 

苦難の怪物の吐く炎の前にAu(黄金)の剣は溶けてしまったのである。

 

資本主義社会において、多くの人が憧れ、称賛した英雄の座。しかし、そんなものは、苦難の怪物の炎の前では、何の意味も為さなかったのである。英雄が称賛されたのは、まだ、苦難の怪物の脅威が間近に感じられずに、まだ余裕があればこそ、だったのである。

 

 このように永劫不滅と思われた黄金も没落を迎え、いよいよ、ついに人は鉄を求めるようになる。

 

何故か?

 

 

 

鉄の融点は黄金より高いからである。即ち、鉄は黄金が溶ける温度でも溶けないのだ。

 

そして、いよいよ、人は苦難の怪物の吐く炎の前でも、溶けないであろう鉄を求めるようになる。

 

 人々の欲と無知と不節制により、威力を増した苦難の怪物の炎の脅威が身に迫る時、人はAuなどよりも、今まで軽視していた鉄の方が、よっぽど大切で尊いものであった事に、ようやく気がつく事になる。

 

 さながら、砂漠において、ダイヤよりも水が尊ばれるが如くに。

 

…しかし、人が欲にまみれ無知で、不節制であり続けるならば、勢いづいた苦難の怪物の吐く燃えさかる炎の前には、鉄をも溶かされてしまうことになるだろう。

 

 私は、あなた方に、人の求めしものの辿る三段の変化を語った。即ち、如何に人の欲するものが、紙となり、紙から黄金となり、そして最後に黄金から鉄になるかを。

 

真留句はこう言った◾︎

 

本文 おわり

 

 

 

 

※1、Auは金(黄金、ゴールド)を表す元素記号となります。

 

エロールとミルザはスーパーファミコンのRPG、ロマンシングサガ1に登場するキャラクター。神々の父エロール、英雄ミルザ、となります。エロールは、北欧神話(ゲルマン神話)のオーディン(ヴォータン)、ミルザはジークフリートみたいな感じです。あるいは、ギリシア神話で言えば、エロールはゼウス、ミルザはヘラクレス、みたいな感じとなります。

 

 

 

 

  真留句通信

 

真留句はこう言った 本編(真留句はこう言った 物語版)も久々の投稿となります。

 

紙→黄金→鉄、の三段の変化は中東危機、石油危機の2026年6月現在、ホットな話題です。それもあり、何とか、書いて、投稿しました。

 

なお、seesaaブログのエコロジーカテゴリーの、ある方のブログでも、けっこう以前に「鉄(必需品)」への移行が示唆されてました。

 

また、seesaaブログはカテゴリー別に記事を分類するのに便利だと思い、当ブログの支店としましたが、けっこう前から、広告が酷くなり、閲覧し辛くなってきた、と感じてます。(本店は、はてなブログでしょうか。)

 

2026年6月投稿

第2節、エコセコ農法のやや詳しい話

※今回の記事は、【エコセコ農法-気候変動の下での農作物栽培のやり方の1つの案-】というテーマの一連の記事のうちの1つとなります。以下にそのテーマの目次を書きます。今回の記事は、その目次の中の第2節にあたる「エコセコ農法のやや詳しい話」となります。

 

【エコセコ農法-気候変動の下での農作物栽培のやり方の1つの案-】

目次

 

第0節、概要

 

第1節、エコセコ農法の信頼性と、その判断材料としての私の作物栽培経験の紹介

 1-1、この節の目的と注意喚起

 1-2、私の作物栽培経験

 1-3、私の栽培経験の不備に起因する注意点

 

第2節、エコセコ農法のやや詳しい話

 2-1、エコセコ農法という名前

 2-2、在来種、固定種について、自家採種

 2-3、刈草マルチについて、具体的なやり方など

 

第3節、その他

 3-1、 幾つかの問題点

 3-2、エコセコ農法における小ワザ

 3-3、その他の補足

 

第4節、オマケ 各農法の特徴(あくまで私見です。)

 

第5節、あとがき

 

以下からが、今回の本文となります:

 

 

第2節、エコセコ農法のやや詳しい話

 

この第2節が、この度の一連の記事において中核をなす記事、節となります。

 

 2-1、エコセコ農法という名前

 

名前から察せられるようにエコセコ農法は、エコでセコい、という特徴があります。エコということで、環境負荷が低い。そしてセコいは、節約的であまりお金が掛からない、ボンビーでも大丈夫、という事になります。

 

先ず、エコについてですが、エコセコ農法は、環境負荷が少ないです。化石資源、化石燃料をあまり使わないので、二酸化炭素排出量が少ないです。温暖化、気候変動の推進をしない農作物栽培法となります。

 

 次にセコいについてですが、エコセコ農法は、お金があまり要りません。鍬や鎌といった人力で作業する道具を購入する程度です。耕さないので、高額の出費となるトラクターや耕運機などは必要ないです。即ち、石油(化石資源)燃料で動くエンジン動力の道具は、せいぜい刈り払い機(草刈機)くらいで済みます。また、やろうと思えば柄の長い鎌(死神の持ってるような感じの鎌、あるいは、ガンダムWに出てくるガンダムデスサイズの武器のような鎌)を使えば、刈り払い機よりは作業効率は落ちるものの、石油燃料ではなく人力での草刈りも、やれない事はないです。その長い柄の鎌は、林業において下草刈りの作業に昔、使われていたらしく、下草刈鎌と呼ばれるようです。

 

また自家採種すれば、毎年の種代は不要となります。初年度のみの種代で済みます。

 

概して、エコセコ農法には、メリットとして、お金が掛からない、という傾向があります。他方、デメリットとして手間が掛かる、時間が掛かる(充分な投入時間が必要となる、生産効率が悪い)という傾向があります。

 

 また、エコセコ農法は、作物栽培初心者、農の初心者に向いた方法と言えると思います。私見となりますが、逆に慣行農法や有機農法は知識や技術、判断力が必要で、難易度が高いと思います。

 例えば、慣行農法でトマト栽培時にプラスチックマルチを用いた際には、暑くなってきたら、プラスチックマルチを解除する必要があります。トマトは暑さに弱く、プラスチックマルチをしたままだと土の温度が高くなり、良くないからです。このように慣行農法では暑さに対して敏感に舵を取る必要があります。

 他方、エコセコ農法においては、2-3で後述するように、刈草マルチは夏は日照りによる高温や土の乾燥を緩和し、寒い時期は保温効果や分解熱で寒さを防ぎます。刈草マルチさえしてしまえば、ある程度の暑さ、寒さ対策はしなくて済みます。またエコセコ農法は雑草も許容しますが、雑草は水分保持や虫害、獣害に対しての緩衝作用があります。流石にエコセコ農法においても気温の高い低いに応じて何らかの行動を取る必要のある局面はありますが、慣行農法に比べて舵取りのハードルは低いと憶測してます。

 

 また、慣行農法や有機農法においては肥料を使います。肥料は量が多過ぎると虫害を招きます。肥料の使用は気を遣う部分があると私は憶測してます。他方、エコセコ農法は無肥料なので、肥料使用時にまつわる気苦労、判断は不要となります。なお、慣行農法ならば、肥料を撒きすぎたり、肥料の時期を誤って、虫害が発生しても農薬という対処法をとれます。しかし有機農法を無農薬でやっている場合、肥料を使うので、虫害のリスクと隣り合わせであるにも関わらず、化学農薬を使えないので難易度が高いのではないか、と私は憶測してます。酢などの自然原料由来の防虫薬を使うことになると思いますが、化学農薬よりはコストも高く、効果も低いのではないか、などと憶測してしまいます。

 

 上記の事例のような感じで、エコセコ農法は、農地の環境、システムが、ある程度、自然に変化に対応してくれる部分があります。農作業者が人為的に介入、コントロールしなくて済む部分があります。これは自然農法系も同様と思います。私は自然農法系は初心者にも向いている農法と思ってます。自然任せにできる部分多く、技巧を要しないというか。逆に、慣行農法や有機農法は上級者向けの農法だと思ってます。

 

以下、エコセコ農法における特徴である、在来種、固定種の使用や刈草マルチについて述べてゆきます。それら以外の言及しない要素については、主に自然農法系に準じる、あるいは、同様となります。

 

 

 2-2、在来種、固定種について、自家採種

 

在来種や固定種で作物を育て、自家採種してゆく、というのはエコセコ農法の大きな特徴の1つです。2-2では、この事について述べます。

 

△ 在来種について

 

在来種は無肥料でも、良く育ちます。固定種もものによりますが、概ね、無肥料でも良く育つと思います。(近代的なF1種を年数をかけて、固定化した固定種は、無肥料では、うまく育たないと私は憶測します。その固定種をうまく育てるには肥料が必要になると思います。)

 

他方、近代的な種、F1種は肥料を前提としている部分があり、無肥料ではうまく育たない傾向があります。お米についてもそうです。私が栽培した時は、割と近代的なコシヒカリは、無肥料ではうまく育ちませんでした。他方、古代米やイセヒカリは、無肥料でも、よく育ってくれました。

 

 

△ 自家採種について

 

・自家採種による環境への適応-温暖化対応-

 

 在来種や固定種を自家採種する事で、年々、だんだんと種が環境に慣れて行きます、馴化してゆきます。環境というのは土、土地、気候などです。

 毎年、自家採種する事で種が、作物が、温暖化というか、高温化に慣れてゆく、ついて行く、適応してゆく面があります。

 しかし、近年の温暖化は急激さは、自家採種による種の環境への適応の限界を越えつつあるのかも知れません。即ち、今後は自家採種しても温暖化による環境の激変に作物がついて行けない可能性もあると思います。そうなる前に温暖化をくい止めたいところです。

 

 

・自家採種は種を大量に入手できる

 

 自家採種すると割と大量に種を入手できます。種を毎年、購入した場合は、種代金もまずまずの出費となりますし、種1粒を大事に1株に育てるだとか、あるいは間引く場合でも1株あたりに種3〜7粒を蒔いて、将来的に1株に間引く、とかのケースが多いと思います。

 自家採種すると大量の種を入手出来ますので、「下手な鉄砲数打てば当たる戦略」をとれるようなります。数で攻める事ができるようになります。10〜20粒蒔いて、将来的に間引いて1株にする、という種の蒔き方もできるようになります。間引くのが大変かも知れませんが。

 自分で在来種や固定種を自家採種してるならば、種を他の農をしてる人と分かち合う、譲るとか、託すのも良いと思います。また逆に自家採種してる人から種を分けてもらうのも良いと思います。

 

 

・自家採種すると栽培期間が長くなる。(デメリット?)

 

 自家採種すると自家採種しない場合に比べて栽培期間が長くなります。例えば、ナス、キュウリ、トマトなどは、自家採種する場合は実が実ってから、ある程度、実が熟成して種に栄養が行き届いてから収穫して、種を採種する事になります。食用で収穫する場合に比べて、実を放置する期間、収穫するまでの期間が長くなります。   

 また別の例として、大根の場合について書いてみます。自家採種しないならば、大根のトウが立つ前、花が咲く前に収穫して栽培終了です。しかし、自家採種するとなると、トウが立ち、花が咲き、実がなって、実の中の種に、ある程度栄養が行きつくまで、栽培する必要があります。栽培期間が長くなります。毎年の種を購入する種代というお金は掛からないのですが、代わりとして、栽培に手間、時間が掛かるという訳です。しかし、大体の場合、トウが立つほど大きく育ってしまえば、ほぼ放置しておくだけで良いので、種の採種までは、余分な手間は、ほぼ掛かりません。作物が大きくなってしまえば、草むしりなどの作物の世話をする必要は、あまりない、という訳です。但し、種を採種する際に手間が掛かります。大根などの秋野菜を自家採種する場合、春ともなれば、大根などの秋野菜の花が咲き、蝶などの虫が舞うなどして、エコセコ農の畑は、さながら楽園の如き様相にもなります。(自家採種してる自然農法系の畑も同様と思います。)

 

 

△ 初年度の在来種、固定種の入手法

 

・ネット通販で購入(私は野菜については「野口のタネ」で購入しました。)

 

・在来種、固定種で作物栽培してる人から、分けてもらう。(私は稲については自然農をしている方から分けてもらいました。)

 

・その他(何か他にも方法があるかも知れません。)

 

△ 自家採種の方法

・自家採種の方法については、他の文献を参照して下さい。

 

 

2-3、刈草マルチについて、具体的なやり方など

 

△ 刈草マルチの特徴

 

以下に刈草マルチの特徴を書いてゆくことにする:

 

・耕さなくても、刈草マルチの層の下の土は、粘土のような土の状態になり、土が栽培に適した水分を含んだ柔らかい状態になる。あるいは、ふかふかで水分を含んだ状態になる。いずれにせよ、土が作物の成長に適した状態となる。刈草マルチのこの効果を便宜上、「刈草マルチの耕起効果」と呼ぶことにする。実際には耕している訳ではないが、そう呼ぶ事にする。

 

 刈草マルチの耕起効果は即効性があり、初年度、初回から期待できる効果となる。

 他方、耕起効果以外にも、自然農で言われる年数を重ねるにつれ、刈草の層が土を豊かにしてゆくという、土が年々良くなってゆくという効果もある。

 

 刈草マルチの耕起効果をイメージするには、畑にコンポストを置いて肥料を作る場面を考えるとよい。畑に置いたコンポストでは、土の上に生ゴミがある訳だが、生ゴミの下の土は粘土状で柔らかく湿った状態になる。それは、作物栽培に適した状態である。刈草マルチの下の土も同様な感じになる。コンポストの場合は土の上に生ゴミだが、刈草マルチの場合は、土の上に刈草や枯葉、稲わらとなる。刈草マルチの耕起効果とは、畝の上に刈草などを置くことで、土をコンポストの下にあるような土の状態にすること、とも言える。(以下、この記事においては、刈草と書いてある箇所は、他に枯草、枯葉、稲わらなども含むことにする。)

 

・時間が経つと刈草マルチは分解され、養分となる。無肥料と今まで書いてきたが、この意味において、刈草マルチは、肥料を施している事になる。

 

・刈草マルチは夏の暑い時は、日差しを遮り、刈草マルチの層の下の土が高温になるのを防ぐ。刈草マルチの層の下の土の水分を保つ効果もある。

 また、寒い時期は刈草マルチの層には、毛布のような保温効果が期待できる。また刈草マルチが分解される際には分解熱を発するであろうから、寒い時期もある程度、土は温かい。

 刈草マルチの、この点に関しては井戸水のような「夏は冷たい。冬は温かい。」といった特徴がある。

 上記の暑い時に土の温度上昇を抑える、というのは刈草マルチのプラスチックマルチにはないメリットとなる。他方、それと引き換えに、刈草マルチは、プラスチックマルチと比べて雑草が生え易く、作物が小さなうちの雑草対応の手間がかかる、というデメリットがある。

 しかし、雑草の存在は温暖化状況下においてメリットとなる面もある。栽培作物付近の雑草の存在が猛暑時の土壌の水分保持や日陰作り、栽培作物付近の気温の上昇を抑えるといった効果が期待できる。この雑草の温暖化状況下におけるプラス面を活かせるのは刈草マルチのメリットでもある。温暖化状況下においては、刈草マルチと雑草マルチ、2種類のマルチが活躍するかも知れない、と思う次第である◾︎

 

 

△  刈草マルチのやり方

 

以下、刈草マルチのやり方を、ある程度、細かい点まで書く。以下、①、②の行程が刈草マルチにおいて本質的である。細かい点まで真似する必要はない。刈草マルチのエッセンスを把握して、あとは、作物の特性や土地柄、気候、季節、自分の流儀、作物栽培のやり方に応じて、アレンジ、調整する必要がある。

 

直播きの場合と、育苗してから移植する場合の2通りを書く。先ず、直播き、苗移植の両者に共通、かつ、初年度のみの行程として畝立てがある。

 

⓪ 畝を立てる。これは、初年度のみで良い。私は鍬やスコップで人力で畝を立てた。耕運機やトラクターで耕起してから畝を立てると楽だと予想される。なお、私は耕運機や、トラクターを使った事がない。立てた畝の高さにも依るが畝は数年は保つと思う。(私は畝を立て直したことはない。)

 

・直播きの場合

 

① 種の畝へ直播きの2週間前〜1ヵ月前になったら、次のような作業をする。先ず、畝の雑草の草刈りをする。この作業以前に念入りに畝の草刈りをせずに、ある程度(かなりの程度?)、雑草を成長させておく手もある。次に畝をある程度の厚みで、先ほど刈った刈草や、その他の場所で草刈りした刈草、枯れ草、枯葉、葉、稲わらなどで覆って、刈草マルチとする。その作業をしてから、その後に、ある程度以上の雨量の降雨がある必要がある。なお、厚い層で覆うのは、土を柔らかくしたり、水分保持など、土の状態を良くする為。厚い層で覆う事で、耕す必要のない、柔らかで、水分のある粘土状の土となる。乱暴な言い方をすれば、「刈草の厚い層で覆うと、耕す効果がある」と言える。

(※とはいえ、度を越した厚みでは、何らかの弊害のある可能性がある。過ぎたる、が不味いのは肥料と同様かも。)

なお、冒頭の2週間前〜1ヵ月前という期間は高温多湿の時期には短く、低温時期には長くなる。食品の消費期限と同様の傾向となる。

 

②  種まき日の作業→直播きの場合は、種を蒔く箇所をを覆ってる刈草マルチをどかす。

 この時に、もし、その場所に雑草があれば草削り用片手鍬(柄の長さが30cm程度の短い三日月型の鍬。曲がり鎌と言うらしい)で削ったり、あるいは、普通の鎌で刈ったり、手でむしったりなど、雑草を排除する。雑草がなければ、この作業は省略。覆っていた刈草をよかした際に、その下の土の部分は湿っていて、粘土状の土になっているはず。そして耕していないのに柔らかな状態になっているはず。(土質などにより、一概には言えないかも。あるいは、ふかふかの土になってる場合もある。いずれにせよ、栽培には適した状態である。)

 

 もし、刈草マルチの下の土が乾燥していて水分が不十分なようならば②の作業に入る30分〜1時間前に、種まきの予定地に刈草マルチの上から水を撒く。水を撒いて30分〜1時間後に土が落ち着いてから②の作業に入る。

(しかし、そうなるようでは刈草マルチ失敗と言えそう。)

 

③ 種を蒔こうとする場所の土をある程度の力、適度な力で鎮圧する。その後に種を置く。

 

a、覆土しない場合は、再び、適度な力で鎮圧して種を少しだけ土にめり込ませる。その後、どかしていた刈草を上に置いて、またもや適度な力で鎮圧する。あるいは、優しく押さえる。

 

b、覆土する場合は種のサイズの1〜3倍の土の厚みで覆土するのが目安となる。覆土後に、その上に、どかしていた刈草などを置き、その後、刈草の上から適度な力で鎮圧する。

 

覆土はaのように省略できる場合もある。覆土については、作物や気候など状況に応じて自分の物差し次第で、する、しないを判断する。

 

種を蒔いた後、種蒔きをした場所の上に置く刈草などは適量を自分の判断で。天候や作物の種類に応じて自分の物差しを作って判断すること。多いほど、土の水分が保たれるが、層が厚いと種から芽が出た後、徒長(ヒョロ長くなる。細長くなる。)の原因となる。

 

土に充分な水分があれば、種まき→上に刈草を置く、の作業の直後に水撒きは不要。しかし、土の水分が少ないと感じたり、高温、日照りが気になる時は種まき後に種を蒔いた場所に水を撒く。この水撒きの判断は自分の経験やセンスに基づいて適宜、行うなり、省略するなりする。これで種まきは終了。

 

④ 芽が出てきたら、芽の状況に応じて適宜、現状維持するなり、株の上の刈草を一部、移動させるなりする。株の上に置いた刈草の層が厚いと、徒長の原因となる。徒長気味なようならば、株(種)の上に置いた刈草を少し、どかして、株の上にある刈草の量を減らす。

 

⑤ 作物が充分に育つまで、作物が雑草に負けないように雑草むしりなどの手入れをする。

取った雑草は作物の根元あたりに置くなどする。あるいは、根元〜根の勢力圏のやや周辺、根が成長して欲しいあたりに置くと良いかも。日照りが強い時は、雑草を排除し過ぎないように。雑草があると、土壌の水分保持効果や、土が高温になり過ぎないようにする効果があるように感じる。雑草を適度に残す事も大切。(根の勢力圏は、作物の土より上の部分を鏡映しにして、土より下に投影した感じになります。作物の枝や葉を土中、下方に鏡写しにした感じが根の勢力圏となる。)

 

⑥ 作物が十分に成長して、雑草に負けないような大きさに育ったら、雑草は排除し過ぎないようにする。但し、風の通りが悪くなるくらいに丈の高い雑草をたくさん生い茂らせる事は避ける。適宜、刈草などをを作物の根元に置いて部分的に刈草マルチを維持する。刈草マルチは畝全体で維持する必要はなく、作物の株の根元〜根の勢力圏よりやや広い範囲に置くだけで良い。畝全体を刈草マルチをするのは、種まきの前のみで良い。その後は、刈草マルチを畝全体において、維持する必要はない。

 

後は収穫や種取りまで、適宜、丈の高い雑草が生い茂り過ぎないように手入れする程度で良い。

 

⑦ 数カ月くらいかけて、刈草マルチは分解され、刈草マルチは消えて行く。刈草マルチは分解されることで肥料になる。そして、雑草が生えてくる。刈草マルチを維持する必要はない。あとは雑草が生えるに任せて雑草マルチ状態になる。刈草マルチか雑草マルチで

なるべく畝の土が露出しないように心がける。(基本、放っておけば、雑草マルチで土が露出しなくなる。概ね、土が露出していなければ良い。余裕があれば、刈草マルチを維持した方が実は良いのかも知れない。私は余裕がなくて、刈草マルチを維持できず、雑草マルチに自然移行してました。)

 

 

・苗の移植の場合

 

苗の移植の場合も大雑把には直播きの際の種まきの場合に準じる形となる。同様である。苗移植の場合の説明は種まきに比べて大雑把に書く事にする。詳しくは上記の種まきのケースも参考にされたい。

 

① 畝への苗の移植の予定日の2週間前〜1ヵ月前になったら、直播きの場合と同様の作業をする。即ち、畝の雑草の草刈りをする。それから、刈草などで畝を覆って刈草マルチとする。詳しくは、直播きの場合の①を参照のこと。

 

②  苗の移植日の作業→移植する場所(苗を置こうとする場所)を覆ってる刈草マルチをどかす。

 ある程度、大きく成長している雑草があれば、刈るか、取るかする。小さな雑草なら放置して良い。

 覆っていた刈草をどかした際に、その下の土の部分は湿っていて、粘土状の土になっているはず。あるいは、ふかふかの土になってる場合もある。いずれにせよ、栽培には適した状態である。

 

 もし、刈草マルチの下の土が乾燥していて水分が不十分なようならば②の作業に入る30分〜1時間前に、株の予定地に刈草マルチの上から水を撒く。水を撒いて30分〜1時間後に土が落ち着いてから②の作業に入る。

 

 

③ ②で刈草をどかした、苗の移植予定場所(株)に苗に応じた大きさ、深さの穴を掘る。次に穴に水を撒く。撒いた水が落ち着いたら、苗を移植する。苗を設置したら、穴を掘った時の土を苗の根元に置いて、手などで、ある程度、しっかりと、押し固める。なお、苗移植は基本的には浅植えで。

 

④ 次に刈草などを根元〜根元より広い範囲に置いて、苗の根元付近をどかした刈草などで覆う。その後、株(苗)に水やりをする。基本、苗の葉に水は、かからないようにし、根元〜根元周辺に水やりする。

 

⑤ 雑草対応など、適宜、作物が雑草に負けないように手入れをする。取った雑草は作物の根元あたりに置くなどする。あるいは、根元〜根の勢力圏のやや周辺、根が成長して欲しいあたりに置くと良いかも。日照りが強い時は、雑草を排除し過ぎないように。雑草があると、土壌の水分保持効果や、土が高温になり過ぎないようにする効果があるように感じる。雑草を適度に残す事も大切。(根の勢力圏は、作物の土より上の部分を鏡映しにして、土より下に投影した感じになります。作物の枝や葉を土中、下方に鏡写しにした感じが根の勢力圏となる。)

 

あとは直播きと同様である。⑥以降については直播きの場合を参照されたい。

 

▽ 私のやり方は、欠陥があったり、効率の悪い部分あるかも知れません。改善や検証が必要かも知れません。上記のやり方から刈草マルチのエッセンス、本質的な部分を抽出して状況に応じてアレンジ、改善して採用する必要あるかも。

 

 

△ 刈草マルチの耕起効果の背景

 

刈草マルチの耕起効果は、水と刈草と土と土壌の微生物の相互作用によるものではないか、と私は憶測してます。

 

 

△  刈草マルチの原材料の調達

 

刈草マルチをするには、けっこう、たくさんの量の刈草、あるいは枯葉、枯れ草、稲わらなどが必要となる。そういった刈草マルチの原材料を用意する事が、エコセコ農法の課題の一つとなる。ここでは、その調達方法を論じることにする。

 

例えば、Aという畑、あるいは畝で刈草マルチをする場合、Aで事前に雑草をある程度、育てて(?)おいたとしても、その雑草を刈った刈草だけではAを充分な厚さで刈草マルチするのに十分な量の刈草にはならない、というのが私の体感である。

 

(※畝Aにおいて、外部からの刈草の投入無しで畝Aの雑草の刈草のみで畝Aに刈草マルチをして耕起効果を得ることは出来るのか、という問いがある。これに対する回答は、畝Aで十分に雑草を成長させてから、畝Aのみの刈草でマルチすれば、ある程度の刈草マルチの耕起効果は期待できそうである。しかし、十分な耕起効果は得られない、という事になりそう、というのが現在の私の見解となる。

即ち、標語的に言えば、畝Aの刈草のみで畝Aを刈草マルチした場合の耕起効果は、「◯でも×でもない。△である」、あるいは、「良でもないが不可でもない。可である」といった感じとなる。

 

即ちAで、刈草マルチをするには、Aで生える雑草を刈った刈草だけでは量が足りず、別のどこかで生えていた雑草の刈草、あるいは、枯れ草、枯葉、稲わらなどが必要となる。

 

そこで、刈草、稲わら、枯葉などの調達が必要となる。

 

以下では、刈草などの調達法を幾つか述べるが、読者の方は各自、自分の状況、ケースに応じて適した調達法を考案されたい。

 

※ 自然農では農地に対して「持ち出さない、持ち込まない」という方針がある。エコセコ農法では、刈草マルチの為に他の場所から刈草なり枯葉、稲わらを持ち込む必要があるので、自然農の上記の方針は満たさないことになる。

 

▽ 刈草マルチをするのに適した土地 -棚田、段々畑-

 

 先ずは、棚田、あるいは段々畑といった農地を考察することにする。

 慣行農法において、棚田、段々畑は効率が悪くデメリットが多いということで、耕作放棄され易い農地だが、エコセコ農法(刈草マルチ)をするには一変して、適した農地という事になる。刈草マルチをする為の充分な量の刈草を確保し易いからである。

 

 棚田や段々畑は、斜面が多く、農地における栽培可能な部分の面積の割合が平野部の平坦な農地に比べて少ない。畔とそれに付随する斜面部分という栽培上、邪魔な、あるいは余計な部分、即ち栽培不可能な部分の面積が平坦部に比べて広いからである。

 慣行農法をする場合は、この畔と斜面部は生産にプラスの効果はもたらさず、単に草刈りなどの農地管理の手間を増やすのみのマイナスの効果しかない。斜面部の刈草は燃やすか、あるいは、燃やす必要のないように雑草が小さいうちに草刈りするか、である。後者の場合は頻繁に草刈りする必要がある。

 しかし、エコセコ農法においては、段々畑の斜面の部分に生える雑草は刈草マルチの為の刈草の絶好の供給源となる。棚田や段々畑の斜面の雑草を刈った後、その刈草をAの刈草マルチへと転用するのである。運ぶのに手間はかかるが。

 慣行農法において、棚田や段々畑は、農業をする際に不利な土地と認識されている。

 しかし、今後、温暖化が進めば、比較的山間部に見られる棚田や段々畑といった農地は、山間部という事で平野部よりも高温が抑えられ、また、斜面の雑草を刈った後の刈草を刈草マルチに使えるという事で、温暖化状況下にエコセコ農法ないしは、作物栽培をするにあたり、けっこう適した農地になるのでは、と私は憶測するところがある。なお、私自身、棚田、段々畑の形状の農地を保持していて、過去にそういう土地で8年間作物栽培をしてきた訳である。なので、私自身は刈草マルチをするにあたり、刈草の不足という問題に直面した事はない。

 

なお、棚田や段々畑の斜面に限らず、栽培場所以外に雑草の生える土地があれば、その雑草を刈った刈草を栽培場所の刈草マルチとして使える訳である。例えば、自分の家の敷地、庭が、ある程度の広さで雑草が生えてくるならば、その刈草を栽培場所の刈草マルチの供給源として利用できる。

 

▽ 平野部の平坦な農地、狭い家庭菜園など

 

平野部の平坦な農地や、広くはない数アール程度(1アール=100平方メートル=10m×10mの広さのイメージ)の家庭菜園の畑においては、刈草マルチの為の刈草などを確保する事が困難となる事が予想される。

 以下、その対応策を幾つか書くが、あくまで私の頭の中で考えた思弁的、推測的なものであり、実践、検証済みの対応策ではない。

 

・栽培しない場所の雑草を利用する。

例えば、ある年度において、畝Aにおいて、刈草マルチをして作物を栽培するにあたり、隣の畝Bは、その年度はお休みというか、栽培しない事にする。そして、Bの畝の雑草を刈って、Aの畝の刈草マルチとして利用するのである。刈草の輸送の観点からは、Aと近い場所から刈草を供給した方が効率的である。畝A、畝Bと書いたが、適宜、畑A、畑Bと、広い範囲に置き換えて考えても良い。とにかく、刈草マルチをする部分と、お休みする部分に分けるのである。そして、次年度はBに刈草マルチして作物栽培して、Aはお休み農地とすると、連作障害対策になる部分があるかも知れない。

 なお、Aに刈草マルチするにあたり、Aの面積に対して、他にどの程度の広さの面積のお休み農地が必要になるかは、私はわからない。季節や土地柄にも依るだろう。

 また、お休みさせるBの土を露出させない事も大切。刈草を一部残してBも薄い刈草マルチで覆ったり、適度に雑草を残し雑草マルチで土を露出させないようにする。

 

・雑草を残しつつ刈る

刈草マルチをするにあたり、栽培するAの畝の雑草はかなりスレスレ、短めに刈った方が良い。しかし、刈草の供給源で栽培はしない別の土地Cの雑草は、ある程度、丈を残して刈る、という手もある。その方が、刈った後の雑草の復活が早く、結局のところ、長い目で見ると、多くの量の刈草を入手できるのである。

 例えば、100の長さのある2つの雑草を考えることにする。これを草刈りして、1つは10の丈を残して、他の1つは30の丈を残して刈る事にする。単位時間後、雑草は再び伸びてる訳だが、11と31という風に等しい長さ伸びて復活するのではなく、11と33のように30残した雑草の方が復活、伸びが早い。

 こんな訳で、ある程度、雑草の丈を残して刈る方が、刈草は長期的にはたくさん入手できる。欲張って、初回に刈り過ぎると、雑草はなかなか復活せず、長期的な刈草入手量は少なくなる。

 なお、下草刈鎌(柄の長い鎌、死神の持ってるような鎌、あるいは、ガンダムSeedに出てくるフォルビドンガンダムの武器のような鎌)で雑草を刈る場合、刃を傷めないように、自然と、丈を残すようになる。ヒモ型にせよ、チップソーにせよ刈り払い機だと、かなり、短くスレスレに雑草を刈るようにできるが、下草刈り鎌はそうは行かない。

 

◯ 下草刈り鎌による人力の雑草刈りについて、しばらく脱線する事とする。

 

 私は現在、刈り払い機ではなく、下草刈り鎌で草刈り、農地管理をしている。作物栽培時には例えば稲作の際には収穫時に手刈り、足踏み脱穀機などを使い、畑作の場合、畝立ても耕運機やトラクターは使わずにスコップと鍬で立てて、石油由来の燃料を動力とする機械は使わなかった。しかし、草刈りについては、作物栽培をしていた頃は刈り払い機を使っていた。この草刈りの作業だけは、刈り払い機を使って動力を化石資源に頼らざるを得ず人力で農作業は出来ないと思っていた。(あと、籾摺りも、電気動力の籾摺り機に頼っていた。)

 しかし、作物栽培を中断した頃から、下草刈り鎌で草刈りするのを試してみる事にした。

 下草刈り鎌だと、刈るスピードが、刈り払い機の30〜50パーセントに落ちると予想していたが、案外、そこまでは遅くならず、体感70パーセントくらいの速さで作業できると感じた。即ち、刈り払い機を使い単位時間あたり100の面積を草刈りできるならば、下草刈り鎌だと70程度の面積を草刈りできる感じである。

 しかし、農地管理という観点から行くと、下草刈り鎌の弱点は、上述の作業効率ではなく、雑草の復活の早さにあると感じた。即ち、下草刈り鎌だと、雑草の復活、伸びが早いのである。理由は前述した通り、チップソーの刈り払い機だと、雑草を地面スレスレまで刈れるのに対して、下草刈り鎌だと、雑草の丈をある程度、残す事になり、雑草の復活、伸びが速いのである。下草刈り鎌でスレスレまで刈ると、下草刈り鎌の刃がすぐに傷んでしまい、また研ぐ事になる。それを避けるように作業する事になる。

 このように人力の下草刈り鎌による草刈り、農地管理は雑草の復活が早いという短所がある。しかし、この短所は、刈草マルチをするにあたり、刈草の確保が必要という観点からは長所へと転じる。雑草の伸び、復活が早い方が長期的には、たくさんの刈草を確保できるからである。

 今まで書いてきた事から、一般に不利に思われる棚田、段々畑、そして下草刈り鎌のマイナス面がエコセコ農法においては、プラスに転じる面がある、という事になる。しかし、それは、あくまで、多少のメリットになる面があるだけで、やっぱり、いろいろと厳しいかも知れない…(下草刈り鎌に関する脱線おわり)◾︎

 

・ピンポイントで重点的に刈草マルチする。

今までは、畝をだいたい一様に刈草マルチで覆う事を想定していた。

 しかし、それをするに十分な刈草が足りないとなれば、先ずは、畝全体をうっすら、あまり厚くない厚みの刈草で覆い、あとは、種まきなり定植する位置付近のみ重点的に厚みのあるように刈草を配置する、という手もあるかも知れない。

 あとは、作物の成長に応じて、作物の株付近に、だんだんと広く刈草マルチを施してゆく。

 また、刈草を使い回す手もあるかも知れない。人参の種まきに7月に使った刈草を、その後、大根の種まきに使う、といった次第である。

 しかし、これで上手くゆくかは、わからない。

 

・稲わらを使う

稲作をしていれは、稲わらを入手できるので、それを刈草マルチに使う手がある。

 

 ここで稲わら使用について、2つのほぼ逆方向の考え方が私には思い浮かぶ:

 

① 私は水田Dで入手できた稲わらはなるべく水田Dに返した方が良いのではないか、という思いもある。水田Dで得た稲わらを畑Aの刈草マルチに使うのに抵抗のある部分もある。自然農の「持ち込まない、持ち出さない」に固執はしないが、ある程度、意識している。しかし、適度な量の稲わらならば、転用しても構わないと思う。しかし、水田Dの度を越した量の稲わらを畑Aの刈草マルチに使用するとなると、水田Dからの収奪が多過ぎて不味いのでは?と思う部分がある。

 

② ①とは逆に水田Dの稲わらをどんどん畑Aの刈草マルチとして使う。というのは、農文協の本に「水田は用水の水でミネラル、微量栄養素が補給されるので無肥料でも、毎年、継続して、ある程度の収量が得ることができる。これは畑の野菜とは異なる特徴。」というような事が書いてあった。という事は、稲わらをどんどん水田Dの外で使って、水田Dから収奪しても、用水の水によって、水田Dから収奪された養分は補給される、という可能性も考えられる。

 

上記①、②について、私が稲作をしていた頃はある程度の厚み以上で刈草マルチをする、という、やり方をしていなかったので、実際上、どうなのか、わからない部分がある。

 

あと、私は、稲作をやっていた当時、うっすら刈草マルチをする際に、稲わらを使った。(あと稲わらは、けっこう、ケチって使っていた。)その時の経験からすると、どうも稲わらは刈草マルチによる耕起効果を得るのには、向いていないような気もする。茎ぽい部分が多いからである。広葉樹の葉のような形状の刈草がけっこう、刈草マルチには良いのではないか、と憶測する部分がある。

 ともあれ、私が稲作をしていた時は、今回の一連の記事で書いている、耕起効果のある刈草マルチの考えには到達していなかった訳で、今回の稲わらに関する部分も思弁的で実証していない話という事になる。

 

・ボランティアで家や農地の近くの道沿いの草刈りをして刈草を入手する。

 

公の為になり、社会貢献をして草刈りをしつつ、刈草を入手すれば一石二鳥かも知れない◾︎

 

▽ 「第3節、その他」の投稿までに、けっこう、時間、月日が空くと見積もってます◾︎

 

2026年6月投稿

第1節、エコセコ農法の信頼性と、その判断材料としての私の農業経験の紹介

※今回の記事は、【エコセコ農法-気候変動の下での農作物栽培のやり方の1つの案-】というテーマの一連の記事のうちの1つとなります。以下にそのテーマの目次を書きます。今回の記事は、以下の目次中の第1節にあたる内容となります。

 

【エコセコ農法-気候変動の下での農作物栽培のやり方の1つの案-】

目次

 

第0節、概要

 

第1節、エコセコ農法の信頼性と、その判断材料としての私の作物栽培経験の紹介

 1-1、この節の目的と注意喚起

 1-2、私の作物栽培経験

 1-3、私の栽培経験の不備に起因する注意点

 

第2節、エコセコ農法のやや詳しい話

 2-1、エコセコ農法という名前

 2-2、在来種、固定種について、自家採種

 2-3、刈草マルチについて、具体的なやり方など

 

第3節、その他

 3-1  幾つかの問題点

 3-2  エコセコ農法における小ワザ

 3-3  その他の補足

 

第4節、オマケ 各農法の特徴(あくまで私見です。)

 

第5節、あとがき

 

以下からが、今回の本文となります:

 

第1節、エコセコ農法の信頼性と、その判断材料としての私の作物栽培経験の紹介

 

 1-1、この節の目的と注意喚起

 

 この記事、即ち、第1節の一番の目的は、今回の一連の記事に対する注意喚起にあります。注意喚起を度外視すれば、第2節を先に読んだ方が良いのかも知れません。第2節を読んでから第1節を読んでも問題ない、あるいは、寧ろ、その方が読む順序としては、良い可能性もあるように私は思うところもあります。

 

 この節では、いちおう私というか、書いてる人の作物栽培の経験に関するバックグラウンドを書きます。経験年数の長い人の主張の方が短い人よりも、信頼性が高くなる傾向があると思います。私の作物栽培経験年数を記す事で、読者の方が記事の内容の信頼性、妥当性を判断し易くなる、あるいは、記事の内容の欠陥を認知し易くなる、という面があると思います。また記事を書いてる人の見方の立ち位置というか足場、土台、座標系をある程度、認識してもらう事で今回の一連の記事の内容を把握し易くする、誤解を招き難くする、という狙いもあります。

 

結論から書くと、私は作物栽培について、そんなに年季が入ってる訳ではなく、そういう欠点と、そして、また、ここ8年間は作物栽培をしていないという欠点があります。それ故、今回の一連の記事は「眉唾」という視点というか「眉唾」というワードも頭の片隅に置いて読む必要があると思われます。そのような欠点に起因する注意点については、後で1-3において詳しく述べます。

 

私的には、エコセコ農法は有力と思ってる訳ですが、私の経歴的な欠点や、未検証の要素もあり、客観的には、エコセコ農法に全幅の信頼を置ける訳ではない、という事になろうかと思います。

 

また、私は農を自然農法、あるいは自然農みたいな感じでやりたいと思い、農を始めました。しかし、自然農、自然農法を体系的に学んだ訳ではなく、始めに少し自然農をかじって、あとは我流で、みたいな感じで農をしました。こういった面も、今回の一連の記事(=エコセコ農法に関する記事)の内容を眉唾で読んだ方が良いとする材料になると思います。

 

あと細かい事ですが自然農法と自然農は一文字違いますが、いちおう別物という話を耳にします。自然農、自然農法と何回も並列して書くと、書き難い、読み難い、だろうから、今後は自然農法系と書こうと思います。即ち、「自然農法系」と書いて、自然農法と自然農の並列を略記してると思って解釈して下さい。

 

現在のところ、私自身、もし、家庭菜園をするならば、エコセコ農法のような、やり方でやるつもりです。即ち、エコセコ農法は私の志向する方向性の農法としては、自分的には決定版と思っています。しかし、私は作物栽培の年季を経てませんので、客観的に見て、まだ決定版足りえず、欠陥があったり、まだま改良の余地、工夫の余地があるかも知れません。そんな不完全かも知れないエコセコ農法ですが、そのまま試されるも良し、部分的にでも参考にしたり、取り入れたりするも良し、あるいは、何か考えるきっかけ、ヒントとして何かの役に立てば、と思います。

 

(※とはいえ、刈草マルチは自然農法系などで、やっていることです。別の見方をすれば、今回のテーマのエコセコ農法は何も新しい事、独創的な事を提案してる訳ではなく、自然農法などで従来から言われてる事について、私の経験を踏まえて解説、感想をしたにものに過ぎないのかも知れません。その観点からは、記事の内容は信頼性が高いと言えるのかも知れません。)

 

 

1-2、私の作物栽培経験

 

次に私の農業経験(年数)などを書きます。

 

私は家庭菜園を約10年程度経験しました。野菜栽培のみだった年もあれば、稲作と野菜栽培、両方をした年もあります。

 

10年と言えば、長い、あるいは、まずまずの経験年数と言えるのかも知れません。しかし、自分の作物栽培のやり方を紹介というか提案するには短い経験年数と私自身、今、このような記事を書くにあたり、感じている次第です。

 

稲作と野菜栽培、両方をやったのは4年となります。野菜栽培だけをしたのは6年となります。

 

稲作と野菜栽培の両方をしたのは4年間あるといっても、ほぼ稲作のみで、野菜栽培はジャガイモのみだったという年が1年間あります。また、別の1年間は稲の苗作に失敗して、田植えはしたものの、その後、育たず、収穫できず、で稲作をしたとは言えませんでした。なので、稲作を割ときちんとしたのは、前述のほぼ稲作のみだった1年間と残りの2年間の計3年間となります。

 

稲作は10年間のうちの割と前半の辺りにやってました。後半は稲作をする余裕がなくなってきて、畑作のみとなりました。稲作やってた頃は刈草マルチの方法に気がついてなく、うっすらと薄い層の刈草マルチをしてました。それでは、層が薄すぎて、刈草マルチの土を柔らかくする効果(耕起したかのような効果)は得られませんので、不完全な状態で不耕起栽培していた事になります。そんな訳で不耕起栽培×刈草マルチのコラボに気がついたのは、割と後半になってからです。(稲作時には苗作がなかなかうまくゆきませんでした。稲の苗作時に刈草マルチの方法使えば、うまく苗作できる可能性あるのでは、と今、思ってます。)

 

また、独学というか我流の部分も多いです。自然農法系みたいな感じで農をしたいという漠然としたイメージがありました。初年度にやはり自然農をやっていた方のところで住み込みさせてもらって、水田と畑を借りて、作物栽培を教わりました。みっちり、細かく教わったというよりも、要所時にワンポイントアドバイスといった感じでした。ちょうど、その住み込みさせて下さった方も、当時、今の私みたいに事情あって作物栽培をされていませんでした。種まき、稲刈り、ハサがけなど、節目節目、要所の時に始めに一緒に作業して、作業を教えて下さって、あとは割と放任で私任せみたいな感じでした。畑はジャガイモだけ育てました。畝立てはすごく一所懸命にやったけど、その後の手入れを怠り、雑草に作物が負けて、アメ玉のような小さなサイズ、原産国の南米の方のジャガイモのような小さなサイズのジャガイモを収穫することになりました。失敗でした。農作業は短距離走ではなく、長距離走なのだと痛感しました。(ジャガイモ栽培は短距離走→失速みたいな感じでした。)

 

あとは、本で学んだ訳ですが、こちらも本格的に読み込んだ訳ではないです。主に自然農法系の手引きみたいのを参考にしました。鏡山さんの自然農の本です。作物ごとに鏡山さんの本を参考に栽培しました。

 

そして、私は近年は作物栽培をしてなくて、作物栽培をしなくなってから約8年くらいになろうとしてます。作物栽培をしていた期間と、しなくなってからの期間が同じくらいになるという訳です。何とか草刈りをして農地管理だけしてる状況です。ある程度、草刈りに時間投入してますが、充分な草刈り、農地管理を出来ていない状況です。慣行農法的観点からは農地が荒れた状態です。なので、文章でこんな事を書いても信頼性、信憑性は低いと思います。今回の一連の記事は成功者の体験に基づく手法の紹介ではありません。また、地道に長く作物栽培をしてきた人の、やり方を紹介する訳でもありません。人生くすぶり勢の一員の作物栽培に関する見解といった感じです。しかし、成功者の言説が必ずしも役立つとは限らないケースもありますし、逆に、くすぶり勢の言説が役立つケースもあるのかも知れない、という事で大目に見てもらえたら、と思います。

 

こういった次第なので、私の作物栽培に関する経験や知見は、まだまだ未熟な状態と思います。しかし、短いながらも自分の経験を通して得たり、感じたりした知見、見解をこの場に書く次第です。温暖化状況下や、この度の石油危機下において有効な面、部分的にでも役に立つかも知れない要素があると考え、今回の一連の記事を投稿する次第です。

 

また私の経験してきた作物栽培は、やや広めの家庭菜園です。途中、始めの2年間は今の場所ではなく、年ごとに、異なる場所で栽培しましたが。そして、販売とかはしてなく、あくまで自家用の家庭菜園でした。販売、生業ではないので農業をしていた、とは言えないと思います。2反(=20アール=2000平方メートル)程度の広さの農地を管理してますが、2反のうち実際に作物栽培に使用してたのは1反程度でした。(1反=1000平方メートルは33m×33m程度の正方形の広さ、と思うとイメージし易いかと思います。)

 

なので、エコセコ農法は家庭菜園向きではあると思いますが大規模な農業、広い農地、大量生産の農業においては不向き、適用不能な部分もあるかも知れません。しかし、ある程度の規模の農業においても、部分的にヒントになる要素、役立つ要素が今回の一連の記事にあるかも知れません。

 

 

1-3、私の栽培経験の不備に起因する注意点

 

ここでは、私の栽培経歴から生じる、幾つかの注意点、問題点について書きます。

 

△ 刈草マルチは温暖化(猛暑)対応に本当に効果的なのか?

 

上記の問いの回答については実は断言できません。未検証なのです。あくまで、効果的であることが予想される、という事に留まります。

 

それは以下のような理由からです。1-2の作物栽培経験で書いた通り、私はここ8年間ほどは作物栽培をしていません。そして、年々、猛暑化が進んでるように感じますが、猛暑、酷暑と言われ始めたのは2020年以降のように感じます。

 その期間になってから、私は作物栽培をしていない訳で、刈草マルチの酷暑下の有効性は検証できていない訳です。(同様に酷暑状況下での自家採種による種の酷暑への馴化も未検証という事になります。)

 

しかし、2020年以降も草刈り、農地管理はしていて、作物栽培はしていないものの、畝の上に刈草を置いて、刈草マルチの状態にしてます。それ故、

 

A:強い日射の下でも、刈草マルチの層の下の土は高温にならず、水分が保持され、粘土のような状態になる。

 

は、検証できてます。

 

そしてAは、

 

B:近年の猛暑状況下、温暖化に対して、刈草マルチは有効である。

 

を導く一因になると私は、推測、憶測する訳です。

 

AはBを推進する一因にはなるものの、もちろん、Aさえすれば、十分にBが満たされる、という訳ではありません。例えば、温暖化で虫害が酷くなる、という事については、Aは対策には、ならないと思います。作物の芽が出始めた頃の虫害対策については、種まきの時期をずらすなどの対応が妥当と思います。刈草マルチは分解されると肥料になりますし、肥料は虫害のリスクを高める以上、刈草マルチは虫害のリスクを高める一因にすらなる一面があると思います。

 

刈草マルチが温暖化の影響全てに対応できる訳ではなく、あくまで土壌の温度に関してのみとなりそう、というのが今のところの私の見解です。この辺り、最近、作物栽培してなくて、検証できていないのが、私自身、もどかしいところです。

 

刈草マルチの対温暖化有効性は未検証であり、幾分、私の推測、憶測、思弁的な部分がある事を指摘しておく次第です。

 

今回の一連の記事のテーマが【エコセコ農法-気候変動の下での農作物栽培のやり方の1つの案-】という事で、気候変動、温暖化状況下での作物栽培における対応策を謳って、大見栄をきっています。その割に、その温暖化対応性に関する検証が不十分なのは、今回の一連の記事の大きな欠点で、私自身、心苦しい部分があります。

 

 

△ 刈草マルチが、不耕起栽培時に有効なのは検証済み

 

とは言え、2010年代の終わり頃までは、私は作物栽培していた訳で、在来種、固定種の自家採種と刈草マルチにより土を柔らかくする事で、良く作物が育つようになり、収量が上がり、また栽培の効率が上がったというのは実感してます。その辺りは、検証済みの事柄となります。

 

また、刈草マルチの対温暖化有効性は推測されるものの未検証と書きましたが、ある程度、検証済みと言える部分もあります。

 

私が作物栽培をしていた2010年代末頃は既に温暖化で暑くなってきていました。そして、その頃において、在来種、固定種の自家採種と刈草マルチで問題なく作物栽培できてました。

 

この意味においては、エコセコ農法の対温暖化有効性は検証済み、と言える部分もあります。

 

とはいえ、やはり、2020年代に入ってからの酷暑化の下では検証できていない訳で、客観的にエコセコ農法の対温暖化有効性を断言できる訳ではありません。

 

なお、エコセコ農法を採用して、うまく行かなかった、とか、何らかの損害を被った、とかあっても、私は責任を負いません。

 

 

△ 長い目で見て、無肥料栽培は可能なのか?

 

あと、やはり、私の作物栽培の経歴に関連して、エコセコ農法のやり方で、無肥料栽培が長期的に可能なのか、という問題点もあります。この点に関しても未検証な部分があります。

 

確かに私は、8年間程度は同じ場所で、無肥料で作物栽培をしてきました。(ごく初期のあたりに何度か、そんなに多くない量の完熟した牛糞などの有機肥料を撒いたことがあります。これはほぼ、無視し得る程度の施肥と思います。あと、調理の際に使わなかった作物の葉や切れ端や、調理の際に使った平飼い卵の使わなかった部分である殻など、そして、あまり出ませんが残飯なども農地に撒いて戻してます。)

 

しかし、やはり、だからといって、長期的にエコセコ農法が無肥料で栽培可能という事を検証できた訳ではないと思います。無肥料で20年くらい、ある程度の収量で継続的に栽培できていたら、無肥料で栽培できる事を検証できたと言えると思います。

 

エコセコ農法なり、自然農法系は収量が他の農法に比べて相対的に少ない分、土地からの養分の収奪が少なく、降雨などによる、微量栄養素の補給で、無肥料栽培が少なくとも、しばらくの間は可能なのかな、と思ったりもします。

 

在来種や固定種の作物は、成長に必要な栄養素(窒素化合物?だったか?)を土中の微生物との相互作用により合成できる力があるという感じのことを、seesaaブログの他の方の記事で読んだ記憶があります。

 

そういった事から、在来種、固定種使用や、あるいは、窒素を土に固定する大豆やレンゲ草などを混植することで無肥料で長期的に栽培可能なのかも知れません。

 

しかし、もしかしたら、長期的には無肥料栽培は不可能な可能性もあると思います。土地から収奪した分の要素を何らかの形で補充する必要があるのかも知れません。そうした場合は完熟した牛糞や鶏糞、そして場合によっては人糞などの有機肥料を施肥して、有機農法的な方法に頼る必要性もあるのかも知れません。

 

▽ この節のまとめ

 

今回の一連の記事の内容は未検証の部分もあるので信頼し過ぎては行けない。眉唾の姿勢で読むことをお願いします。

 

▽ 今回の記事はここまでとなります。次回は第2節を投稿予定です。

第0節、概要【エコセコ農法-気候変動の下での農作物栽培のやり方の1つの案-】

最近は気候変動による気温の高温化で農産物の栽培が困難になりつつあります。

 

例えば、主食となるお米は気候の高温化により品質や収量が低下傾向にあります。そして、近年、その対策として、高温耐性の稲の品種の開発や高温耐性の品種への作付けの切り替えが日本各地で行われてます。

 

今回の記事では、気候変動(温暖化)状況下での農作物栽培の対策案の1つとして、上記の例とは、また別の方向性のものを書いてみたいと思います。

 

それは、以下のA、B、C、D のようにして、作物栽培を行う、というものです。

 

A、在来種、固定種を使用する。(あと自家採種する。)

B、無肥料栽培する。

 

C、不耕起栽培

D、刈草、枯れ草、稲わらマルチで畝を覆う。(以下、枯れ草や稲わらは省略して刈草マルチと略記する事にします。)

 

これは、一言で言うと自然農法だとか自然農と呼ばれるやり方の方向性に近いものと思います。

 

便宜上、あるいは記述上、上記のA、B、C、D でする農法をエコセコ農法と呼ぶ事にします。

 

・最近の中東問題による石油危機で石油不足が問題になってますが、上記の方法は殆ど石油を使わないか、あるいは大幅に使用を削減できるというのも特徴の一つとなります。(→石油を使わないので、温暖化抑止になります。石油を使わないというのは、燃料、動力としての化石燃料や、石油由来製品であるプラスチックマルチなどを使わないという事です。)

 

そういった事からエコセコ農法は環境負荷が低く、エコな農法と言えると思います。

 

また、エコセコ農法は、温暖化抑止になり、かつ、温暖化状況下での作物栽培に適してるのみならず、此度の中東石油危機のような慣行経済の機能不全時、トラブル状況下での作物栽培、食糧確保にも適してる面があるのではないか、と私は思ってます。

 

・次に、幾つかの注意点を書きます。A、B、C、Dは基本、全てをセットで行うのがおススメです。A、B、C、D、全てを組み合わせる事で、うまくゆく面があります。

 

なかでも、とりわけ、A、B、C、D の中で関連性の高いペアがあります。

 

Aの固定種、在来種使用とBの無肥料栽培はセットとなります。AとBは相性が良いです。即ち、昔ながらの固定種、在来種は無肥料栽培でも充分に育ちます。そして、ある程度の収量を得る事ができます。

 

他方、近代的な種やF1は肥料を前提としてる場合が多いです。近代的な種やF1の種を無肥料で栽培するとあまりうまく育たずに収量も少ないです。近代的な種やF1の種で栽培する場合は、何らかの肥料、有機肥料か化学肥料を用いた方が良いと思います。

 

次にCとDについてですが、Cの不耕起栽培とDの刈草、枯れ草、枯葉マルチで畝を覆う、というのもペアというか、セットとなります。

 

畝を刈草や枯れ草、稲わら、枯葉などで、ある程度以上の厚みで覆って刈草マルチにします。簡単の為に「刈草マルチ」と書くことにします。枯れ草や稲わら、枯葉で覆う場合も、今後は便宜上、記述上、「刈草マルチ」と呼ぶ事にします。わざわざトラクターや耕運機、あるいは鍬などで土を耕さなくても、刈草マルチにすることで、刈草の層の下の土が耕した時以上に柔らかくなり、また、水分のある、茶色の粘土のような感じになり、作物栽培に適した状態になります。(あるいは、湿った、ふかふかした土。いずれにせよ、作物栽培に適した状態になります。このあたりは、その土地の土の性質に依るところもあると思います。)

 

この刈草マルチの土の状態を良くする効果を以下、「刈草マルチの耕起効果」と呼ぶことにします。実際には耕している訳ではないのですが、そう呼ぶことにします。

 

この刈草マルチはプラスチックマルチと同様に土を柔らかい状態にする効果と、土の水分保持、保湿効果があります。

 

他方、プラスチックマルチには無い、刈草マルチのメリットとして、土壌の温度が上がり過ぎるのを防ぐというのがあります。

 

トマト栽培時にプラスチックマルチを用いた際、夏場に気温が上がって来た時にプラスチックマルチを解除するというケースをしばしば見かけます。トマトは高温を嫌いますので、強い日射の下、プラスチックマルチをしたままだと、土の温度が高くなり過ぎてトマトが枯れるなど生育が悪くなるからだろうと思います。

 

他方、刈草マルチで畝を覆った場合は、夏場の強い日射の下でも、刈草の層の下の土の部分は高温にならず、相対的に冷えた感じがして、水分も保たれます。

 

これは温暖化により高温化する環境において、大きなメリットになる事柄と思います。

 

また、前述した自家採種についてなのですが、在来種を年々、自家採種してゆくことで種が土地や気候に馴化して行きます。即ち、作物が環境に慣れて行くのです。自家採種を年々することで、作物が高温化する気候に馴化して行く部分があります。

 

これは自家採種が温暖化状況下に適している一要素となります。

 

・ここで注意点を書いておきます。エコセコ農法について、言及していない要素は暗黙の前提として、基本的には自然農法系に準じる、あるいは同様、という形とします。例えば、農薬使用に関しては言及していませんが、自然農法系と同様に農薬は不使用というのが前提となります。

 仮に農薬を使いつつ、在来種使用や刈草マルチをしても十分な恩恵は得られない可能性があります。というのは、無肥料、不耕起栽培でも、在来種使用と刈草マルチでうまく行くのは、土壌中の微生物の助け、作用によるところ大と思われます。ここで農薬を使うと土壌中の微生物がいなくなって、在来種の潜在性や刈草マルチの効果が発揮されなくなるかも知れない、という訳です。

 

・次に食味や質について書きます。エコセコ農法(=A、B、C、D でする農法)で育った作物は食味良く、質も良いです。味に奥行きや多様性があります。例えば人参は生で食べると甘いケースもあります。近代的な人参の品種は単純な甘みしか感じないケースもありますが昔ながらの種を上記のような農法で育てた人参は青臭さや筆舌し難い香りなど、味や香りに奥行きや多角性があり、単に甘いだけに止まらない味わいがあります。

 

また作物は全般的に日保ちもして、腐りにくいです。一般に詰まっているようの感じがして硬い傾向があり、元気というか生命力があるように感じられます。

 

エコセコ農法で育った作物を食べると心身ともに元気になり調子も良くなります。

 

・あと、エコセコ農法は主に家庭菜園など小規模な作物栽培を想定しています。家庭菜園などの狭い面積の農地や1〜5反(1反=10アール=1000平方メートル)程度の小規模な農地を主に想定してます。一家による家庭菜園だとか、せいぜい個人農家による作物栽培を想定してます。

1ヘクタール(=10反=100アール)を越える大規模な農業、広い農地、大量生産の農業においてはエコセコ農法は不向き、適用不能な面もあるかも知れません。しかし、ある程度の規模の農業においても、部分的にヒントになる要素、役立つ要素がエコセコ農法のやり方の中にあるかも知れません。あるいは広い農地においても、やる気や、人手、工夫次第でエコセコ農法的な事が可能かも知れません。

 

・また、今、述べた農地の規模と同様な感じとなるのですが、今回の一連の記事は、純粋に人が生きてゆく上で必要な食べ物、農作物を栽培するというか、育てるという側面を想定してます。農のそういった面に主眼をおいた記事となります。

 

今回の一連の記事は農によって、生計を立てるとか、農を生業とするというケースは想定してません。即ち農業という側面(商業的農)は度外視してるというか想定してません。エコセコ農法は基本、商売向きでは無い、お金儲けどころか生計を立てるには向いていない農法というイメージを私は抱いてます。基本、現代においては農業に限らず、あらゆる産業において石油由来の燃料や原材料を使って生産活動をしないと商業競争について行けない面があると私は感じてます。

 

しかし、案外、エコセコ農法は工夫次第で農業(生計を立てる農)としても採用できたり、あるいは考え方、やり方を部分的にでも取り入れたりして、部分的にでも参考になる面があるのかも知れません。

 

また、今回の記事は主に畑作を想定した話となります。しかし、稲作において、水を張らずに苗を育てるような時期(苗作の時期)においては適用可能と思います。

 

概要は以上となります。以下、さらに詳しく書いてゆこうと思いますが、各節ごとに別記事に書いて投稿する予定です。この記事では、今回は以下に目次のみ書いておきます。

 

(※ しかし、作物栽培に限らず、いろんな事柄において、場合によっては、詳しいやり方を知らずに大雑把な方向性、話、あるいは、きっかけ程度の事のみ把握して、後は我流で試した方が、長期的(場合によっては短期的にも)には良い場合も、しばしばある。

 例えば、数学の問題が解けない場合に全てを模範解答に頼って模範解答に追随してゆくよりも、模範解答の一部を見てヒント、アイディアや、きっかけを得たら、後は自分の頭で考えた方が、やり易い、だとか、有益な場合が、しばしばある。増してや、今回の一連の記事の「模範解答」は誤っている可能性もある。誤った模範解答に追随してゆくのは多大な時間の浪費となる。

 そんな訳で、今回の記事に興味をもたれて、エコセコ農法を試そうと思った方は、別記事の詳しい内容は読まずに、この記事の大まかな話に基づいて、いろいろ試されるのも良いのかも知れない。あるいは、試される方が良いのかも知れない。)

 

次回は「第1節 エコセコ農法の信頼性と、その判断材料としての私の作物栽培経験の紹介」を投稿予定です。

 

 

【エコセコ農法-気候変動の下での農作物栽培のやり方の1つの案-】

目次

 

第0節、概要

 

第1節、エコセコ農法の信頼性と、その判断材料としての私の作物栽培経験の紹介

 1-1、この節の目的と注意喚起

 1-2、私の作物栽培経験

 1-3、私の栽培経験の不備に起因する注意点

 

第2節、エコセコ農法のやや詳しい話

 2-1、エコセコ農法という名前

 2-2、在来種、固定種について、自家採種

 2-3、刈草マルチについて、具体的なやり方など

 

(第2.5節、補足 畝Aのみの刈草で畝Aを刈草マルチする場合の耕起効果について)

 

第3節、その他

 3-1  幾つかの問題点

 3-2  エコセコ農法における小ワザ

 3-3  その他の補足

 

第4節、オマケ 各農法の特徴(あくまで私見です。)

 

第5節、あとがき

 

2026年5月初投稿

 

事情あって2026年6月再投稿(テーマの一連の記事を投稿順序において、まとめる為に5月の初投稿のは削除して、6月に再投稿しました。)

久々の投稿、思ったこといろいろ。私はこう思った8

◯ 久々の投稿となります。ヤフコメめいたものを幾つか書きます。今、ガラケー使っておりまして、私のガラケーでは改行とかうまく出来ず、読みづらい文章となっております。すみません。(ガラケーしかデータ通信できません。パソコンはオフライン+脱スマフォしました) ◯ 地震原発: 能登の大震災における志賀原発について→志賀原発の状況に関する公開情報を鵜呑みにして良いのだろうか?私は懐疑的である。状況の公開情報が二転三転していること。油が海に流出したとのこと。放射線やら放射能の強さや量を計るモニタリングポストが機能して無かったと、状況報告がなされていること。そして過去に北陸電力志賀原発のトラブルを隠蔽した過去があること。もし原発トラブルが原因で外部や国民に悪い影響を与えると多額の賠償金の支払いが必要になる。東京電力福島原発のケースのように。 ◯ 温暖化と地震→謎の考察:地球温暖化が進むと、地震がもっと酷くなるかも知れない。理由は以下である。地球温暖化で気温や海水温が上昇することは地球の内部エネルギーの上昇を意味するはず。地震の原因の1つはマントルの運動のはず。内部エネルギーの上昇はマントルのエネルギーの上昇を引き起こし、それは地震のエネルギーを強くしたり頻度を多くする可能性があると思った。温暖化による温度上昇が地震の挙動に与える寄与は直感的には小さい(というか無視し得る程度)というイメージが沸き起こるが、塵も積もれば山、ということもあるのかも知れない。 ◯ インフルエンザの流行とコロナ: 2023年5月にコロナが5類に移行してからインフルエンザが流行している。実際はコロナに罹患してるのにインフルエンザとしてカウントされているケースもあるのではないだろうか?以下、幾つかの立場から、この点について考察してみる。 1、患者の立場:PCR検査が有料となり検査すると7000円くらいかかる。患者がPCR検査を「節約」すると、コロナ罹患者もインフルエンザ患者としてカウントされるケースがあるのかも知れない。 2、病院の立場:忙しい場合、患者をさばく必要がある場合、面倒な場合、省略してもその後の処置に大差がないと判断した場合などはPCR検査を省略するケースがあるのかも知れない。そうするとコロナ罹患者がインフルエンザ患者とカウントされる可能性がある。 3、行政が患者の節約や、病院の省略を奨励はしないだろうけど取り締まらない理由は何だろう?とりあえず、コロナ患者数のカウントが多いと、5類移行すべきでは無かった、と主張する世論が現れ、政府の支持率はもっと下がるはずである。政府も支持率の観点からはコロナ罹患者がインフルエンザ患者としてカウントされるのは歓迎なのかも知れない。 4、私も2023年9月にコロナに罹患しました。病院には行かず、でした。コロナ罹患者数にカウントしてもらおうと、自ら県の健康保険課系統のところに電話して報告しましたが、5類移行以降はこの手の自己申告は受け付けていないとのこと。という訳で病院に行かなかった私はコロナ罹患者数にカウントされませんでした。病院経由でないとコロナ罹患者としてカウントされないようです。インフルエンザにカウントされた訳ではないですが、この体験談をオマケとして書いておきます。 ◯今後、このブログで書きたいテーマ:以前から、いずれ書きますと言いつつ、中途になっているテーマや、その後、書きたいと思ったテーマ幾つかあります。田舎への移住の際の注意点に関することや、温暖化下の農業の一つの方向性について(いずれも私見ですが)などについて書きたいなと思ってます。