真留句はこう言った

河流 真留句 (カワル マルク) の物語 ・・・初めて当ブログにお越しの方は【真留句はこう言った 0(ゼロ) ブログ案内】からお読みになる事をおすすめします。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

真留句はこう言った コロナ以前-25 真留句の序説 Ante coronam

すべての人のための しかし だれのためでもない ブログ 真留句の序説 真留句は35歳にして、それまでに会社で働いて貯めたお金を抱えて田舎に籠もった。 そこで彼は質素倹約生活を送り己の孤独と貧乏生活を楽しみ、10年の間なんとか生活していた。だがつ…

真留句はこう言った コロナ以後5 熊の冬眠 (冬のコロナ第3波の備え) Post coronam

晩夏に真留句は彼の庵で熊とテーブルを挟んでいた。 森の生き物たちの王である熊も彼の友である。 真留句は熊に敬意を払っていた。 熊は真留句に問いかけた。 クマっち「我が友よ、そのうち冬がやって来る。コロナウィルスは食べ物や生鮮食品と同様に高温多…

真留句はこう言った コロナ以前-15B 人生三分の計つづき 子供の教育費 Ante coronam

この文章はコロナ以前− 15A人生三分の計の続きです。 真留句がここまで言い終えると、長三が次のように言った; 長三「あなたの言われる人生三分の計、そして半Z半Xは、このご時世に有効なライフスタイルのように私にも思われる。 確かに、まともに働いても…

真留句はこう言った コロナ以前-3 整理整頓 Ante coronam

とある日の朝、真留句は鉄道駅の方へと足取りも軽やかに歩いていた。 彼の友であると同時に弟子である者の家を訪れるためである。その際に鉄道列車に乗る必要があったのである。 今朝、彼が軽やかであったのは足取りだけでは無かった。身も心も軽やかであっ…