真留句はこう言った

河流 真留句 (カワル マルク) の物語 ・・・初めて当ブログにお越しの方は【真留句はこう言った 0(ゼロ) ブログ案内】からお読みになる事をおすすめします。

真留句以外 私はこう思った アーカイブス(蔵書庫)

ここでは、今までに書いた、【私はこう思った】の過去記事を残しています。各記事は3、2、1などのアラビア数字でラベリングされています。上から順に新しい記事を並べてます。古い記事ほど後の方に書いてあります。だから、後に書いた大きいアラビア数字ほど上の方に書いてある訳です。【私はこう思った】シリーズは【真留句断片】の姉妹版みたいな感じであまり明確な差異はないかも知れませんが、こちらもよろしくです。

 

私はこう思った 目次

3、温暖化と農産物と人々の生活

2、六波以降のコロナの考察

1、最近のインフレについて

 

以下、本編

 

☆ 3 、温暖化と農産物と人々の生活

2022年11月14日投稿

今回のテーマは今後の農産物の価格についてです。当ブログはどうも閑古鳥系ブログのようです。

 読者の方は題名の【温暖化、農産物、人々の生活】のキーワードのみで、今回の記事の内容のだいたいの察しがつかれると言いますか、ピンとこられるのではないか、と思ったりもします。以下、細部はどうあれ、大まかには読者の皆様方の予想通りの内容、即ち、人類の未来に対する悲観的予測が展開されるかと思います。しかし最後には可能性の度合いはどうあれ、希望のあるシナリオも書きましたので、お付き合い下されば幸いです。

 

概略→今後、温暖化が進めば、農産物の栽培環境が悪化し、農産物の生産量、供給量が落ちると私は憶測してます。そして農産物価格が非常に高騰するのではないかと思っております。そして農産物が必需品である事を鑑みるに、人が生きて行くのに厳しい世の中なると憶測してます。しかし希望もあろうかと思います。

 

目次

Ⅰ、将来の農産物  温暖化下の農業

Ⅱ、農産物価格の高騰

Ⅲ、その他の影響と希望

 

以下、本編。憶測がたくさん、ありますから眉唾でお読み下さい。

Ⅰ、将来の農産物  温暖化下の農業

 

 温暖化が進むと農産物の生産量が激減すると私は憶測してます。

その理由は私が思いつくもので2つあります。

 1つは農産物の栽培可能地域の減少。2つ目は石油の使用制限、使用禁止です。

 1つめの農産物の栽培可能地域の減少→そもそも温暖化が進んで異常気象などで農産物の栽培可能な地域が減って行きそうです。現在、既に温暖な赤道近くなどの南方の地域は、温暖化進むと暑くなり過ぎて、作物なり生き物が生きて行くのに適さなくなるのでは。

 現在、冷涼な北方の地域が辛うじて、温暖化進んでも農産物栽培可能な地域になるのかも。中国人が北海道の土地を購入してるのは温暖化を見越した行動の可能性もあるのではないでしょうか。寒いロシアとか、農産物生産地域として今後、有望かも知れません。

 あと、異常気象による強風や大雨なども農産物栽培を困難にしそうです。

 科学技術によるこの問題点に関する対策は遺伝子操作などによる異常気象下でも生育する農産物の開発が考えれます。しかし食べ物として身体に良くなさそうな気がします。生命力、健全性、パワーがなさそう。

 

 農産物生産量の減少、2つ目の理由は化石資源、石油の使用不可によるものです。

 温暖化が進んで異常気象などの脅威が酷くなって人々の生活に及ぼす悪影響、害が大きくなってくると流石に重い腰を上げて、化石資源、石油の使用禁止、使用制限に世の中が動くことになると私は思います。

 ところが、近代の農産物の生産量、供給量の大きな増加は石油によるところが大きいのです。石油を動力源とするトラクターやコンバインに代表される作業機械が使えなくなると、かなり生産量は落ちると思います。石油禁止された場合、これが1番大きな減産の理由になると思います。あとあまり詳しくはないのですが化学肥料の生産にも化石資源は関係してると思います。化学肥料が使えなくなると、やはり、かなり減産すると思います。

 以上の問題点に対して温暖化抑止と農産物生産量維持の両立を可能とする対策としては必要不可欠な農業生産に関しては石油の使用を許す、とかあるかも知れません。優先順位を考えて無駄な石油使用を禁止して経済競争や資本主義的経済の維持ではなく、あくまで人々の生活の為の農業など最低限度の石油使用は許容するとか、すれば温暖化問題も何とかなるのかも知れません。

 あと別の対策として太陽光発電、再エネ発電、水力発電、地域分散型小規模発電(例えば小水力発電)で発電した電力エネルギーを高性能バッテリーに充電して、それを作業機械の動力源に充てる、という事が思い浮かびます。科学技術で上記各種の発電機構、および高性能バッテリーの開発を人類は目指してるようです。

 以上、温暖化による農産物生産量激減の2つの理由を書きました。栽培可能な農地の減少と石油の使用制限でした。

 問題点の科学技術による解決案も幾つか書きましたが、私は科学技術による解決には懐疑的です(=科学技術による解決はたぶん無理、というのが私の見解)。温暖化は科学技術の進展+人の欲望、人間社会の産み出したものです。論理的な根拠はないのですが、基本、Aの産み出した災いはAでは解決できないと思います。親は自らの子には勝てないのです。ギリシア神話でも時の神クロノスは自らの子であるゼウスに打ち勝つことは出来ませんでした。これは象徴的な神話と言える気がします。神話ながら。

 

II、農産物価格の高騰

 

先のⅠでは温暖化が進むと農産物の生産量が激減しそうだという私の憶測を書きました。当たり前の事ですが農産物生産量の減少は農産物価格の高騰をもたらします。生産量の減少が価格上昇を招く事は農産物以外の商品も同じです。しかし、農産物特有の事情がさらに過激に価格を高騰させると私は憶測してます。以下、それについて書こうと思います。

 農産物特有の事情というのは、幾つかあるのですが、今回のこの記事でピックアップしたい特徴は農産物の需要の価格弾力性の低さです。即ち、農産物は生産量が増えても減っても、あるいは価格が高くなったり低くなったりしても需要はあまり変わらない、という事情です。以下、少し周り道、脱線もして今回の記事には関係のない農産物の特有の事情にも言及しながら説明していきます。

 別記事の真留句断片で農産物という商品の特殊性を書きました。そこでは農産物が現在のところ不当に安価で儲けを出しにくい農産物特有の特殊な理由を2つ書きました。1つは政府の大きな役割が安全と食の保障(=安価な食糧供給)である、という政治的な理由。2つ目は必需品である農産物が安価になると労働者の賃金を安くできて、企業に残るお金が大きくできて資本主義が推進され易くなる、という資本主義サイドの要請でした。これは資本主義的理由と言えるかと思います。別記事の真留句断片では、この2つの理由を書いた訳です。

 ところが、私が学生時代に購入しながら読みたいと思いつつも読めていない経済学の本を最近になって、拾い読みしたところ、3つ目の理由が書いてありました。どうも、世間一般の見解ではこの3つ目の理由が農産物が安価なのの主な理由としての見解のようです。その3つ目の理由とは農産物に対する需要は供給量や農産物価格にあまり左右されない、というものです。即ち、農産物の需要は価格弾力性が低い、という事になります。

 確かに人が食べる量には限りがあるので価格が十分の一になったからといって10倍の量を食べるとはならない。逆に価格が10倍になったからといって食べる量を十分の一に減らす、とかは、なさそうです。確かに価格の高い安いで、食べる量を多少、減らす、増やすとかするかも知れませんが、食べる量を大きく増やす、減らすは出来ないと思います。

 この事から石油使用で生産量が激増した近代において農産物価格が激減する事が分かります。対照的にパソコンやテレビのような必需品でない【普通の】商品を考えてみます。パソコンやテレビのような商品は生産量が少なく価格が高いうちは需要も少ないです。しかし、技術革新などで生産量が増えて価格が減少するとそれに応じて需要も増えます。(パソコンは安くなってから、だいぶ普及したと思います=需要が増えた、よく売れた)

 対して農産物は生産量、供給量が増えて価格が下がっても、それに応じて、需要が激増する事はありません。供給量が増えて価格が下がれば確かに多少は需要も増えます。しかし、無理に食べ過ぎるほどには需要は増えません。限界があるのです。そして作業機械や化学肥料などの発展で供給量はどんどん増えるのに需要は大きくは増えない。これがさらに農産物の価格の減少をもたらします。

 この需要の価格弾力性の低さが、必需品である農産物が作業機械の活躍などで膨大な生産量を誇る現代において農産物が他の商品に増して安価になる事の理由のようです。私が読みたいと思いつつも読めてない経済学の教科書によれば。(その経済学の本は、サミュエルソン 経済学 です。現在はもはやモダンな教科書とは言えないようです。時代遅れ??かも)

  周り道が長くなりました。

 しかし逆に考えると農産物は生産量、供給量が激減しても需要は、やはり、あまり変わらない訳です。人間、ある程度、食べないと生きて行けないので。そうすると、生産量が激減した時に、価格が激増するという事になります。

 テレビやダイヤとか必需品でない物は価格が高騰すれば、需要も減って、ある程度、価格の高騰が抑えられます。

 しかし農産物に関しては生産量が減って価格が高騰したからといって需要が激減する事はなく、価格高騰に歯止めがかからない、という事になろうかと思います。普通に考えれば。

 しかし農産物は必需品という性格上、生産量が減り、人々の生活、食生活に支障が出始めると政府が何らかの対策をすると思います。前述した通り、政府の大事な役割は国民の安全と食の保障なのです。食糧不足は社会混乱、一揆、暴動、米騒動などをもたらします。

 農産物生産量が激減した際の政府の役割、対策、そして農産物が必需品であるという特殊事情に関しては私の考えと憶測の及ばぬところあり、その影響をここで書く事は出来ません。(=その辺りの事は私には判りません、という事です。)

 しかし、とにかく普通に考えると、温暖化下で農産物の生産量が激減すると、農産物価格はかなり高騰しそうな気がします。

 

Ⅲ、その他の影響と希望

私の憶測が正しければ、温暖化が進むと農産物の生産量が激減して価格が高騰しそうです。

 そして、それは戦争を引き起こす事にもなるかと思います。温暖化による農産物の生産可能地域の減少は戦争の原因になり得ると思います。近代はそうでもないかも知れませんが、古代になるほど、戦争の原因、侵攻の目的は食べ物がない人々による、肥沃な土地、食べ物を求めての侵略だったケースが多いです。

 最近のウクライナ戦争で日本の軍備増強が話題となっております。戦争抑止には軍備増強すべきである、と。

 しかし私としては温暖化抑止こそ戦争回避、戦争抑止したければ目指すべき事であると思います。

 温暖化が進むと戦争になる可能性も上がると思います。

 あまり未来に良いヴィジョンを描けませんが、何とかしないと行けないと思います。

 以下、希望のあるシナリオの一例として→私が他の記事で書いたライフスタイルを採用した人々が少数でもいたとする。その人の生活、生き方が傍目から見て幸福そうで、従来の資本主義型のライフスタイルをとる人々よりも活き活きして生きてるように見えたら、周りも真似しだすかも知れません。そういったライフスタイルの真似、パクり、模倣、オマージュによって草の根的に、ボトムアップ的に温暖化抑止、反資本主義的ライフスタイル、幸福度の高い活き活きライフスタイル、生きがいあるライフスタイルを採用する人々が増えるかも。

 そのライフスタイルとは、昔のライフスタイルを参考にする事、江戸時代のライフスタイルを参考にする事で編み出せるライフスタイルでした。日本が世界に対して、温暖化抑止、行き詰まった資本主義の打開のお手本、事例となるライフスタイルを提示する事が出来るかも知れません。あたかもコロナのように世界中にその新しい(古い?)ライフスタイルが模倣、真似という形で伝染、伝播し、温暖化をくい止める事が出来るかも知れません。以上、私の思いつく限りの希望のシナリオです。

 

 一概には言えない事かも知れませんが、人類がここの読者の方々のような方ばかりならば、温暖化、環境汚染、戦争は起こらないのかも知れません。

 人間の心には遠い未来を見通す眼を持たず、ただ目先の損得勘定に基づく判断をし近視眼的生き方をしようとする傾向や、周りの人々と同じライフスタイルを取ろうとする傾向があると思います。それは人が理性を持つ前の原始時代における瞬間的な闘争や判断力がものを言ったその日暮らしの頃の動物的生き方の名残かと思います。

 現在、私が他の記事で書いている脱資本主義的なライフスタイルをリスクを負いながらも何とか採用して、現在の資本主義的ライフスタイルに楔(クサビ)を打ち込む人々が少数でも現れたとする。そして、その脱資本主義的ライフスタイルが傍目から見て従来型の資本主義的ライフスタイルよりも幸福度が高そうならば、目先の損得勘定で生きがちな人も脱資本主義的ライフスタイルに乗り換え始めるかも知れません。そして、脱資本主義的ライフスタイルを採用する人々が増えて、勢力が増すごとに、さらに益々、脱資本主義的ライフスタイルを採用する人が増えると思います。人は周りの、大勢のライフスタイルを真似する傾向があるからです。それはあたかもコロナの感染が伝染、伝播する様に似ているのかも知れません。

 この流れの初動の契機となる楔(クサビ)を打ち込む少数の人々は、戦争で言えば、突撃隊、切り込み部隊のような一面もあるかと思います。先駆者として、周りの大勢の生き方、ライフスタイルと訣別し、リスクを負う勇気と志し、行動力、そして正しい道を判断する理性を持ち合わせる必要があると思います。そういった人々が増える必要があるのが、現在の段階(フェイズ)だと私は思っております。

 

☆ 2、六波以降のコロナの考察

初回記述日 2022、11、4、

最終改訂日 2022、11、26

今回は第6波以降の弱毒化したオミクロン系コロナについて思ったこと、書いてみます。

 

6波以降は弱毒化したオミクロン系が主流です。以下、6波以降のオミクロン系コロナが主流の時を話題とします。

 

先ず、次のような傾向あるようです。

 

【傾向1】 気温が快適気温に近い春や秋は感染が収束傾向になる。他方、快適気温からのズレが大きくなる高温の夏や低温の冬季は感染が拡大する。最高気温が快適気温の25℃からズレるほど感染拡大し易くなる。

 

実際に同じ都道府県なら夏季や冬季ほど感染が拡大します。また傾向1を支持する現象として

 

【傾向2】 夏季は気温の高い沖縄、九州から感染の拡大が始まり、また感染拡大の度合いも大きい。(同時期における別々の都道府県を比較した際に)

冬季は気温の低い北海道や東北から感染拡大が始まり、感染拡大の度合いも大きい。(これも同時期における異なる都道府県を比較した際に見られる傾向)

 

以上のように傾向2は傾向1を支持してるように見えますし、少なくとも矛盾はしません。

 

傾向2から、夏季(正確には夏季に入る前の頃)は沖縄や九州に注目すれば、それらの県の感染拡大してきたら、その他の都道府県もしばらくしたら感染拡大、という事になろうかと思います。

冬季前は北海道や東北に注目すれば、それらの道県の感染が拡大してきたら、他の都道府県も近いうちに感染拡大、と思います。

 

あと波は今までは2カ月くらいでしたが、今度の冬季の8波は12月〜3月の間の3〜4ヵ月と、割と今までより長い波になるのでは、と私は思ってます。

 

さて、傾向1の理由は幾つかあると思います。日本における人間社会のあり方、経済活動のあり方による感染拡大の理由の1つとして、次の理由が憶測ですが、思い浮かびます。

 

【憶測1】 夏季や冬季に快適気温からのズレが大きくなるとエアコン使って、窓開け換気しなくなってオフィスなどで経済活動の際に空気感染で拡大する。ここで経済活動というのは学校も含む。学校は将来の経済活動従事者養成所という見方も出来るので。

 

考えられる典型的な経路として

事務所などで窓開け換気しなくなってオフィスで感染拡大→オフィス労働者の家庭内で子供に家庭内感染→子供が通う学校で窓開けしなくて感染拡大→屋外労働など窓開け換気があまり関係ない環境で働く親に学校で罹患した子供から家庭内感染

というの思い浮かびます。もちろん他の経路も沢山あります。一例です。

また日本は近代的な高気密住宅の割合が多いのかも知れません。だとすれば6波以降の日本の世界有数の感染拡大の1つの理由として高気密住宅、あるいは高気密な職場環境があるのかも。他の国に比べ精度の高い高気密設計になってるのだと思います。日本人の細かさ、几帳面さがコロナ換気の観点からは裏目に出てしまってるのかも。他の国のいい加減さ、緩さ、遊びがあるというか、建物の隙間がちょうどコロナ換気の観点からは良いバランスとなってるのでは。(※ 文末に日本が6波以降世界有数の感染拡大を誇る理由、思い浮かんだ別の理由、書きました。)

 

あと、空気感染は換気されない状態、密閉状態だとマスクしてても、時間経つごとに感染する確率上がってくようです。私自身はマスクしてたら、しない時よりも感染確率は減るけど限界があると思います。マスクはRPGで言えば防具、よろいや盾ですね。完全にノーダメージに出来る訳ではないが軽減はできる。というのが私見です。

 

ところで、憶測1を元に以下のような憶測2が思い浮かびます。

 

【憶測2】 第6波以降のオミクロン系のコロナの感染拡大は経済活動に伴う空気感染が主流である。

 

そんな訳で、暑くなったり、寒くなったりでエアコン使い始めて、職場で窓開け換気しなくなってきたら感染が拡大するのではないでしょうか。

 

また、感染拡大をエンハンス(助長、パワーアップ)させるものとして連休があると思います。

 

【憶測3】 3〜14日程度の連休(3連休、ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始)は連休明けに少し経つと感染が拡大する。感染拡大がエンハンスされる。

 

【連休時に人流の攪拌→連休明けの経済活動再開時に経済活動に伴う空気感染で拡大】

というメカニズムだと憶測します。なお憶測3と書いてますが私的には傾向3と書いても良いと思います。

今度の年末年始明けも感染拡大、あるいは感染爆発かも知れません。夏季のお盆休みは確かに感染拡大のエンハンス効果あったのですが幸運にも、その後9月になり秋季に入り快適気温になって行って感染は収束傾向になりました。しかしながら、今度の年末年始は危ないと思います。冬季の只中ですのでお盆のようにエンハンス後に収束とは行かず、寧ろ、拡大、ある程度し続けるかも。かなり資本主義的経済活動に影響出る可能性もあるのでは。インフレ、円安などによる経済混乱と連携して、かなり日本経済、危ない可能性あるかも。熊を見習い冬眠作戦、あながち冗談ではないかも。自治体、行政は今までにない感染爆発を想定して準備、備えをすべきかも知れません。真留句の冬の備え、熊との対話の内容は今度は当てはまるのかも、2年越しに。円安がさらにひどくなって円が大暴落するとか、あるかもです。今度も私は、なるべく長い期間を耐え凌ぐ為の生活必需品を買い込んでおこうと思います。冬眠前の熊のイメージです。いろんな意味で冬と思います。その冬の分の必需品を買い込む。インフレ傾向なのもあるし、かといってインフレ対策に金(ゴールド)買うほど私はお金に余裕ありません。どんどんインフレで腐って行くお金を生活必需品(お米、灯油、小麦粉、油、調味料(味噌、塩、醤油)、DIY用品など)に変えよう、買い物しようと思います。インフレの今、ある意味、良いタイミングです、熊の真似をするには。コロナも3回目の冬を迎えようとして、幾分、私は慣れ気味、油断気味になってました。まあ、またか、という感じで。しかし今度の冬は今までと一味、違う可能性もあるかも、で初心に返ってコロナの冬対策をしとこうと思います。

 また、第1波〜7波までに見られる次のような傾向がありますので書いておきます。

 

【傾向4】第○波において波が増すごとに、感染者数のインフレが起きる。(コロナ感染者数のインフレ則)

 

第5波よりも第6波の方が感染者数が多く、第6波よりも第7波の方が感染者が多いです。またこの波を追うごとに感染者が増えるというかインフレするのは少しずつというよりは感染者数のスケール(桁)が増えるくらい急激です。第8波においてもこのコロナ感染者数のインフレ則は成り立つ可能性があります。今まで、第1波から7波までずっとインフレ則が成り立っていました。8波においてもこのインフレ則が成立するならば、ものすごい感染者数になる可能性もあります。

 

 第8波は何かあるにせよ大事なく、ほぼ今まで通り、という可能性もあります。しかし、もしかしたら大きな変化があるかも知れません。第8波が過ぎ去るであろう来年の春、私は日本社会がどのようになってるか心配な部分もあります。貯蔵の効く、早めに買い溜めしておいても損はしない、お米、味噌などを買って、万が一(?)に備えておこうと私は思います。お米と味噌があれば、ある程度、生きていけると思います。炊飯の為の電力やガスや薪などが使えれば、ですが。

 

次に憶測2を元にして感染対策について考えてみます。あまり、現実的に有効なの、私は思い浮かばないのですが。

【対策1】 真留句流にはオフィス労働から転職せよ、屋外労働に転職して、子供も学校に行かすな、となろうかと思います。

 

転職せずにオフィス労働や経済活動をこのまま続けるならば→

【対策2】 オフィスや学校で窓開けせずに滅菌空気循環させる方法。何らかの滅菌空気循環機構、滅菌空気循環装置を作る。太陽光に含まれる紫外線を通すガラスなどを天井に使ったり、窓際など太陽光のあたる場所に空気を循環させるとか?そんなんで滅菌作用あるのか、分かりませんが。充分な時間、紫外線なり高温(70度以上?)にウィルスを含む空気が当たるようにすれば良いのですが。なお薪ストーブは換気効果あるので、コロナ対策に有効と思います。またウィルスを直火で殺す効果もあるのでは。コロナは、どうも農業や薪ストーブなど昔のライフスタイルだと対応し易い気がします。

 

【対策3】 窓開けをゴリ押しする方法。例えば、冬季、オフィスでも窓を開けて、屋外と同じようにコートや防寒具を着て、指の部分に穴の空いた手袋着用してパソコン作業するとか。

 

実際は社会はワクチン頼みで、経済活動に伴う空気感染は已む無し、としてるように感じます。弱毒化により感染をある程度、受け入れて資本主義的経済活動を継続という事かと思います。

 

最後に→以上はオミクロン系もしくは似たような傾向のコロナが主流の場合の話です。大きく特徴の異なるコロナウィルスが輸入されたら、また話は違ってくると思います。

 

※ 第6波以降の感染拡大、日本が世界有数なのの理由、本文に少し書きましたが、ここにも別の理由、憶測ですが書いてみます。ポイントは2つあって

○ オミクロンの弱毒性

○ 資本主義的経済競争の導いた、企業におけるカツカツの人員配置

オミクロン系になってから弱毒化してしまい無症状だとか軽症だとかで、コロナと思わず、ただの風邪かな、くらいの気持ちで仕事に行ったり、学校に行ったり、これでけっこう感染拡大してるケースあるのでは。強毒性のδ株など5波以前は症状も有りありと分かるのでコロナに罹患しながら経済活動というのは比較的、少なかったのでは。

 そして、しばらく前から経済競争、経済競争の原理の導くままにリストラが行われ、無駄の排除、効率化の名の下にカツカツの人員配置が企業における労働環境でなされたのもポイントと思います。

 もしかしたらコロナに罹ったかも知れないけど、休む事が出来ない、代替用員がいない。そして症状もそれほどではない。だから多少無理して解熱剤を飲んででも仕事に行かねばならない。こんなケースが日本は他国より多いイメージが浮かんでしまいます。

 

☆ 1、最近のインフレについて

2022、10、28

最近、インフレが生じてます。以下、最近のインフレをテーマに色々、書いてみます。しかし、当方、あまり経済学、詳しくないので以上の見解には抜けてる部分、足りない観点あったり、あるいは間違った見解かも知れませんので、眉唾でお願い致します。

 

①  真面目に働いてる人のお金(労働)がもの凄く掠奪されてる→

少子化の理由のうちの大きなものは、お金や時間に余裕がない事だと思います。特に将来、必要になる教育費は大きいと思います。

 ただでさえ、仕事はキツい+給料は少ない(=労働の対価が得られない)の中、さらに税金も取られる中、何とか節約して子供の教育費、大学の費用を貯める訳ですが、ここに来てインフレです。

 仮にインフレ前に500万円貯金してて、3割、物価が上がったとします、1.3倍です。そうすると、実質のところ500万円は385万円≒500万円÷1.3に目減りした事になります。インフレ後は500万円で買い物してもインフレ前の385万円分の商品やサービスしか購入出来ない、という事です。表面上は500万円のままですが。

 具体例を考えてみます。インフレ前に100円だったパンがインフレ後に130円に値上がりしたとします。現実にはあり得ない話ですが500万円分、このパンを買うと、インフレ前は5万個=500万円÷100円/個、買えます。しかし値上がりしたインフレ後は38500個≒500万円÷130円/個しか買えなくなります。即ち、500万円はパン5万個からパン3.85万個程度の価値に下がった訳です。

 貯金が÷1.3≒×0.77倍に減る訳ですが、これは働いた時間の貯金に当てた部分のうち23%が時間泥棒された事になります。酷いです。

これでは、少子化が進むのも当然。子供を産もう、なんて気にはならなくなるのも当然と思います。クーポンなど小手先の少子化対策するようですが、大局的に不味い流れに走ってしまってる、と思いました。

 真面目に働いた人が踏んだり蹴ったり。おかしな世の中、狂った世の中、病的な最近の日本、と思います。

 

② インフレの第1波を耐えれば、借金の多かった企業には光明が? →

 円安とインフレは様々な商品を値上がりさせてます。私のようなボンビーは支出に占める必需品費用の割合が多いので値上げは厳しいです、低所得層にとって。

 また海外から輸入してる原材料の値上がりは企業に大きな打撃を与えてます。そして実際に倒産するケースが出てるようです。

 しかし、何とかこの、インフレの第1波、始めのショックを乗り越えてインフレに順応する事が出来れば借金を多く抱える企業にとっては光明が見えるのではないか、と私は思いました。

 インフレに順応し、企業の販売する商品が値上がりし、また労働者の賃金も増えれば、後はまたインフレ前のような生活サイクルに戻ります。(今回、そのように順当に行くかは油断できざる所、ありますが。以下、仮にそうなったとして)なんだかんだ言っても商品が値上がりしてもそれと同じ割合で給料も上がれば、また支出に占める必需品費用の割合もインフレ前に戻る訳です。そしたら、結局のところ、貯金や借金が目減りした、という事になります。

 そういった訳でインフレの初期のショックを何とか耐え凌ぎ、インフレに順応する事が出来れば借金は目減りします。企業のみならず、住宅ローンとか組んでる人も幾分、得をするのではないでしょうか。(とは言え、先行き不透明、不安定な世の中なれば、借金、ローンは得策とは思えませんが)

 

③ 全体としては→

以上の①、②の両方を見ると、全体として、結局のところ、①で真面目に働いた人の労働、貯めたお金が、②の借金を抱えた企業の借金の補填に充てられてる、という見方ができるような気もします。掠め取られた①の労働は②の企業の借金の返済に投入された、という見方できるのでは?トータルとして。

 

④ 経済政策としてのインフレと税金→

前述の①において、もし物価が1.3倍にインフレすれば500万円が実質の価値は385万円に目減りすることを書きました。逆に500万円の借金は385万円の借金に減るとも考えれます。

500万円貯蓄してた人の失った価値115万円は借金を抱える企業や国の借金(国債)の返済に充てられた、というような見方も可能かと思います。

 こう考えるとあたかも庶民の115万円が税金で取られて国債の返済や借金を抱える企業に公金が投入された、という見方も出来るかと思います。実際に貯蓄した500万円に対して115万円の税金が掛かったら、かなり庶民の不満は高まると思います。インフレは隠れ蓑のように騙し騙し、税金をかける効果がある、という見方も可能と思います。ステルス値上げという言葉がありますが、インフレは貯蓄へのステルス課税、という見方も出来る訳です。インフレは色んな商品が値上がりして厳しいなーと実感する訳ですが、通常、遅かれ早かれ、賃金も上がって、元の生活に戻ります。しかしインフレの大きな影響は自覚症状の無い人もいる、貯蓄へのステルス課税にこそ、私はあると思います。貯蓄への、あからさまな課税は国民の反感を書いますが、インフレによるステルス課税は間接的で分かり難く、反感があまり起きないと思います。とりあえず、私の母はインフレによるステルス課税には自覚症状がないようです。しかし貯蓄するまでに所得税やら住民税やらその他いろいろの税金を納めた上で節約して貯金するお金を捻出する訳ですが、インフレはそれにすら税金を掛けてくる、とも見なせます。

 他方、この作用は富の再分配、貯蓄を持つ者から、借金を抱える持たざる者への再分配が行われてるとも見なせます。しかし、借金せずに地道に勤勉に働いた人のなけなしの貯蓄がもっと派手な生活を送りつつ経済活動の為などに借金する人々へ富の移行がなされる等のイメージを考えると、どうも納得が行きません、私は。

 

⑤ インフレと無縁にいる為には・・・真留句の説く昔のライフスタイル

 

 インフレは是の如く本来、腐るはずのないお金が腐ってしまう、という見方も可能と思います。500万円のうちの115万円分が腐ってしまった、と。 貯蓄や借金が目減りする訳ですが、貯蓄、借金がプラマイゼロの生活を送る人々にとってはインフレのこの腐る効果は影響を受けません。そもそも魚を持ってない人にとっては、魚が腐ろうが、そんな事は関係無い訳です。

 読者の方は、常に貯蓄なしギリギリの低空飛行の生活を送る人を少なくとも1人はご存知と思います。架空の人物とはいえ。真留句です。経済界のサバイバーの異名を持つ彼は、常に貯金無しのギリギリサバイバル的経済生活を送っています。

 お金が無かった大昔なんて、貯金なんてことは出来なかったし、お金が出来ても生活に余裕のない頃は貯金は出来なさそうなイメージあります。真留句は昔のライフスタイルを提唱してます。貯金に関して昔のライフスタイルは貯金しない、という事になろうかと思います。確かにこれならインフレとは無縁。江戸っ子は宵越しにはお金は持たねーぜ、というライフスタイルかと思います。予期せぬトラブルに備えての最低限の貯金、貯蓄は必要と思いますがバランスを越えた財、度を越すほどの莫大な財を貯め込むはインフレ、あるいは、いろんな観点からは避けるべきなのかも知れません。

 当ブログの熱心な読者の方は、他の真留句記事もお読みと思います。そのライフスタイルは沢山の貯蓄、貯金とは無縁なライフスタイルです。真留句の推奨するライフスタイルは子供の為の大きな学費も必要なく膨大な貯金をする必要はありません。ただ、流石に真留句のような貯金ゼロ生活は私もおすすめできません。やはり、多少の余裕、トラブル対応などの為の適度な貯蓄は必要と思います。

 

なお「自然のレッスン  北山耕平著」の中にはお金の法則というのが書いてあって、

○ 正しい事をやってれば、お金は必ず入ってくる。

○ 正しい事をやってれば、お金は全て出ていく。

○ お金はそれ自体、エネルギーの1つの形。

○ お金のない世界もある。

 

という4つの法則が書いてあります。始めの2つから正しい事をやっていれば、貯金も借金もない、プラマイゼロという事になろうかと思います。

 

私はこう思いました。